ケン・ハラクマさんの言葉(過去記事より)
何気にみていた雑誌にタイムリーな言葉がありました。
「呼吸は生命維持の基本です。(中略)
つまり呼吸は生きる事であり、『動き』そのものだといえます。
『動き』とはひとつのところにとどまらず、変化している事です。 したがって、動きの質が高い、ということは 『変化に順応する力』が高いことだといえるでしょう。」
このコメントをしているのはヨガ指導をしているケン・ハラクマさん。
以前、北極を目指した時に、 海に浮かんだ氷の上にある北極点を正確に予測して向かったのに、
氷は海で動いていたためいつのまにか通過してしまったとか。 「大変な思いをしてここまでやってきて、ゴールを逃した。
そう考えると普通は悔しい。
でも、そのとき思ったのは 『なんだ、ゴールだと思って人が目指しているものは、
たどりついたときにもう変化してしまっているんだ。
フィックスされたゴールなんてないんだ』
という思い。
そして、そう考えたら気持ちがとてもラクになったのです。
つまり、自分の力で無理に何かを変えようとするより、 変化に自分を合わせるほうがラクに生きられる、 ということがわかったのです。
呼吸は生きる事であり、動きそのものだ、といいました。 常に動き続けている『呼吸』に 自分を合わせて動く事は、最終的には自分をラクに動かす方法なのです。」
(フィットネスジャーナル誌より抜粋) |