AutoCAD 3D 講座の
お問い合わせをよくいただきます。
3Dのお問い合わせをされる場合
それまでに、2D図面作成に
AutoCAD (またはAutoCAD LT)を
使用されていることがほとんど。
その際、お客様企業のホームページを拝見して
業務内容を確認しています。
建設・土木関連の業務であれば
AutoCADの2Dから3Dへの移行は
あまり問題はないと思います。
一方、製造業ではかなり問題があります。
例えば、機械部品等を3D設計する場合等。
一般的な製造系3DCAD
(オートデスク製品なら、Inventor や Fusion)は
パラメトリック(ヒストリー・履歴)機能を持っています。
そのおかげで、設計変更がとても楽なのです。
特に形状寸法を修正しながら、試行錯誤するのに
この機能は欠かせません。
AutoCADも
・2D図形でのパラメトリック
・3Dソリッド履歴
・ジオメトリサーフェス(自動調整サーフェス)
等、僅かにパラメトリック・ヒストリー
の機能を多少は持っていますが
実際のところ、機械部品の3D設計には
まず通用しません。
勿論、AutoCADで作図した
2次元の3面図を使って
3D化することは可能です。
ただし未来永劫、その機械部品は
絶対に形状変更はあり得ない
という条件付きですが・・・
今回は製造業(主に機械設計)から見た
AutoCAD 3Dを利用することのリスク
について考察しました。
結論
機械部品の3D設計には
AutoCAD 3Dは向かない
Autodesk InventorやFusion等の
製造系3DCADを使うべし!
今回はパラメトリック機能
という観点でみた考察でしたが
次回はまた別の面から考えてみたいと思います。
ちなみに、建設・土木系の業界では
AutoCAD 3Dは大いに活用できる
と思います。
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2024年8月24日(土)
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