『頭のいい人の"聞く力"が身につく本』 - 会話の達人への道
皆さん、こんにちは!
今回は安達裕哉著『頭のいい人が話す前に考えていること』をレビューします。
この本で私の会話観が変わりました!
📚 おすすめ度:★★★☆☆
💡 ひとこと:
「読み返し不要」を目指した実践的ガイド。
まとめシート付きで超分かりやすい!
【書籍情報】
・タイトル:『頭のいい人が話す前に考えていること』
・著者:安達 裕哉
・読了日:2024年7月2日
🔍 印象に残ったポイント(転記)と気づき
📖 本書より:「知性」と「信頼」を同時にもたらす7つの黄金法則
その① とにかく反応するな
その② 頭の良さは他人が決める
その③ 人はちゃんと考えてくれてる人を信頼する
その④ 人と闘うな 課題と闘え
その⑤ 伝わらないのは話し方ではなく考えが足りないせい
その⑥ 知識はだれかのためにつかって初めて知性となる
その⑦ 承認欲求を満たす側に回れ
💡 私の気づき:
特に意識しようと思ったことは、以下です。
簡単にアドバイスするな、意見を言うな、とにかく相手に話してもらえ
私は相手と話をしている時に、
意見のすり合わせが大切と考えて、
相手が話した後に「自分のターンだ」とばかりに
ずらずらと話してしまうことが多いな、と気づきました。
しかしこれからは、
「本当に相手の話したいことを聞き終えたのか」
「相手のためになるのか?」を客観視し、
一緒に考えて背中を押す立場になることを
意識して会話をしようと思いました。
📖 本書より:「知性」と「信頼」を同時にもたらす5つの思考法
①「客観視」の思考法
話が浅い人の特徴:
根拠が薄いー
話を深くするコツ
確証バイアスと後知恵バイアスに意識的になる
自分と反対の意見や統計データを調べる
言葉に鈍感ー
思考の解像度を上げるコツ
言葉の定義を考える、調べる
成り立ちを知らないー
成り立ちを知るコツ
語源を調べる
その言葉がどこで広まったかを調べる
②「整理」の思考法
理解しているということは「整理できている」ということ
話を整理するコツ
結論から話す
事実と意見を分ける
③「傾聴」の思考法
自分の言いたいことではなく、相手の言いたいことを考えながら聞け
ちゃんと聞くための5つの態度
ⅰ肯定も否定もしない
ⅱ相手を評価しない
ⅲ意見を容易に言わない
ⅳ話が途切れたら、沈黙する
ⅴ自分の好奇心を総動員する
④「質問」の思考法
本質をつかむ質問術
導入の質問ⅰ 過去の行動についての質問
導入の質問ⅱ 仮定の状況判断に基づく質問
深堀の質問ⅰ 状況に関する質問
深堀の質問ⅱ 行動に関する質問
深堀の質問ⅲ 結果に関する質問
上記5つの質問を組み合わせるだけでいい
⑤「言語化」の思考法
言語化能力を高める「習慣」
ⅰネーミングにとことんこだわる
ⅱ「やばい」「エモい」「すごい」を使わない
ⅲ「読書ノート」「ノウハウメモ」を作る
言語化の質がアウトプットの質を決める
💡 私の気づき:
ここでも特に自分に刺さったことは「傾聴の思考法」ⅳ話が途切れたら、
沈黙するです。
沈黙に耐えられず話し始めてしまう自分。
相手が最後まで言い切るまで待つことが、真の傾聴だと学びました。
また、結論=相手の聞きたい話という新しい視点を得ました。
相手が知りたいことを最重要項目として話の最初に持っていく意識で、
より効果的なコミュニケーションができそうです。
🤔 読んでみて
この本は、会話でリズムにとらわれがちなことに自覚したとともに、
会話の本質を捉え直すきっかけを与えてくれました。
ビジネスパーソンはもちろん、人間関係に悩む人にもおすすめです。
みなさんも読んでみませんか?感想をコメント欄で教えてくださいね!
お読みいただきありがとうございました。