4月25日。石巻、最後の日。
大雨に雷鳴。
カッパを着て、日和山公園に行った。
眼下には、門脇町・南浜町・湊町などの石巻市街、
旧北上川、太平洋がひろがっている。
ひろがっているんだけれど・・・
そこには何もない。
正確にはないわけではないけれど。
存在はしているけれど。
形がある中にも
泥が
海水が
瓦礫が流れ込み
日常を押し流し、奪い去った。
3月11日、
ここにはたくさんの人が津波をのがれて逃げてきていた。
ここから津波で消えゆくふるさとを
町が炎に包まれるのを
見ることしかできなかった人たち。
ここから見た景色を私は忘れない。
あの日のみんなの想いを
私は絶対に忘れない。
ずっと。
被災地にいないみんなも
忘れないでください。
時間がたってニュースや新聞から話題が少なくなってきたとしても
日常は今もあの日の延長線上にあり
今もそこで懸命に生きようとしている人がいることを。
どうか、
忘れないでいてください。


