オークス

担当：編集長

今年も牝馬クラシックの頂点とも言うべきオークスがやってきました。これを機にクラシックのほぼ半分は終了するのですから時の流れの速さを改めて実感させられます。今年は大きな故障馬もなく、2歳からGⅠで活躍してきた馬も、またそうでない馬も、それぞれが見合ったローテーションを使ってここへ駒を進めてきました。好勝負を期待したいです。

◎モーニングフェイスは55kgを経験していない点、走破タイムも特出すべき点がないところからも苦戦は必至。ではなぜ本命に挙げたかですが、まず①父スペシャルウィークからは昨年の覇者ブエナビスタが出ている、②母父サドラーズウェルズは重馬場での適性が高く、スタミナと底力を発揮できる、③新馬戦はあのローズキングダム、ヴィクトワールピサに次いでの３着であった事。を理由に挙げたいと思います。来た時に理由がはっきりするのであれば素直に本命にしたいと思います。

○アパパネはこれまでGⅠ2勝。どちらも栗東滞在とあって関東での今回は人気を落としていますが、理解に苦しみます。桜花賞は掛りっぱなしの競馬ながら1.33.3という破格の時計を叩き出して勝利、外枠ながら勝ち切れる力強さはこの世代でも一枚上手だと感じます。距離不安がささやかれていますが、調教を見る限りただのマイラーではなさそうです。勝ち負け。

▲アプリコットフィズは桜花賞で一見力負けに見えましたが右回り、初の阪神コースが応えたようにも思えます。これまで2戦2勝の東京なら違った競馬が見れるはずです。父ジャングルポケットという約束の地で地力に期待します。

穴ではプリンセスメモリー。昨年のダリア賞ではシンメイフジを破っていますし、クイーンC2着が示す通り左回りの直線の長いコースであればこの馬にも一発があっておかしくありません。

そのほか、アグネスワルツの粘り込みに注目します。

編集長