次の日、は学校に行っても授業は頭に入らない、メシは喉を通らない。ほとんど睡眠も取れないくらいに追い込まれました。

ただ、Mに会いたい・・・。

Mに冗談だよって言ってほしい。愛してると言ってほしい。抱きしめてキスがしたい・・・。

その日、授業が終わると飛んで帰りました。

俺が所属していた、今現在Mが所属している部活は軽音楽部なのですが日曜日にライブの予定でした。

なのでこの日は高校でリハーサルをしていました。

OBなのでこの中に入るのは簡単でした。手伝いに来たフリをすればいいのですから。

Mはすでによそよそしい態度でした。

Mを呼び、二人で話しをしました。

「なぁ、ホントに俺たちもうダメなのかな?」と聞くと「もう無理、他に好きな人が出来た。でも、別れるのとそれは別の話しやから・・・」と言われました。

どれだけ思いを伝えてもダメでした。本気で死にたいと思いました。

Mのことを愛しています・・・。もしMを失うなら死んだ方がましだと思います。

家までその日は送っていきました。雨が降る中、は泣きながらM「最後にするから・・・」と言って最後のキスをしました。雨でもの涙は隠せませんでした。

Mの唇はとても柔らかくて優しい味がしました。

この文章を書いていて涙が出てきました・・・。

ずっと一緒にいたい・・・。でも、終わりは確実に近づいているんです・・・。