去年もそうでしたがウェイト制を見ていると若手の台頭が目立つようになってきました。


もう49歳のカメラマンとしましてはベテラン勢の後退は寂しい感じもしますが、若手への期待もあり複雑な心境です。


大山総裁も晩年は、人間…歳とともに衰えていくのは仕方がない、新旧交代は必然である。などと言われてました。


また支部長定年制という踏み込んだ話しもされていました。極真に年寄りは私一人でいいよと重い言葉を発せられてたのを覚えています。


映像カメラマンnissyoブログ


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話しが極真から外れますが、僕は若い頃「カメラマン50歳引退論」を唱えていました。


それは当時映像業界全体が、年配のカメラマンが現場を牛耳っていたために中々若いカメラマンの芽が育たず、自分も前に出れなかったという苦い思いがあったからです。


その時総裁の「老兵は去るのみ」という言葉が凄く心にスッと入ってきたんですね。

まだ僕も若かったですから。



そして現在、その50歳に僕自身が近くなってきました。

戦国時代なら人間50年、人生全うしてなくてはいけません。


しかし今となっては中々実感が湧きません。


ただ老眼は年齢なりに進行しています。

大会パンフレットの小さな文字が読み辛いです。


自分と同世代のカメラマンは後輩を指導する立場に成りつつあり、第一線から後退する人も居ます。


僕が関わっている撮影現場でも気が付けば最年長といった状況が増えてきました。

生涯現役にこだわる同輩も居る中、曲がり角に達しているとは思います。


まあ、もう引退したほうが良いかどうかは周りが決めることだと思います。

今のところオファーがある限りは現場に出ようと思っています。


若いころ唱えていた「カメラマン50歳引退論」ですが、50歳近くになって自説を曲げるかどうか苦境に立たされています。(笑)