バットセット

上の写真は僕の秘密基地です。(ウソ)


ダークナイトというタイトルからはこれがバットマン最新作だとはわかりにくいですよね。でもこれは狙いだと思います。バットマンの形を借りた社会派映画なのでしょう。僕が右サイドに貼り付けているブログパーツの映画生活 でも満足度1位に輝き続けています。


ひとことで言うとこの映画は渋すぎです。非常に深い作品です。バットマンは必要悪を背負って立つ暗黒の騎士として描かれています。

この映画は、現代社会の、特にアメリカの…病める世相が反映しているようにも思えます。湾岸戦争は正義だと言い切った政府に流石のアメリカ国民も少し引き始めているのではないでしょうか?テロや銃社会の問題も有ります。正義とは何か?悪とは何か?…。何だかジョーカーに試されているのはゴッサムシティーの市民だけではなく、我々観客一人一人も問われているんだと言う感じです。


ジョーカーは狂人そのものですが、彼もまた一人の市民です。気持ちの満たされない…決して癒える事のない男なのです。バットマンもそうかも知れません。お金持ちで何不自由ないはずですが、やはり満たされていません。二人は市民の理性と欲望が生み出した両極端の産物なのかもしれません。


バットマンのようなアメリカンヒーローが東洋的な自己犠牲の精神を持っている事には少し驚きました。アメリカも少しずつ変わってきているのかも知れません。あのような局面に立たされた時、僕なら逆の判断をしたかも…。

洗車

バットモービルも撮影中には普通に洗車するようです。