パシフィコ横浜と〝その空〟~私立恵比寿中学 春ツアー2018 in パシフィコ横浜 | キミへの想いはなないろ

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これからも、君とここにいる日々

音楽を聴いてゾクッと、ざわっとする瞬間があります。イントロだったり転調だったり大サビだったり歌によってそれは異なりますが、身体がリアルに震えることがあります。

この日の「まっすぐ」がそうでした。

「君のため生きてゆーきーたぁーいぃー」

廣田さんから受け継いだパート、ひなたの声。その瞬間、ゾクッとするものがありました。声の伸び、それだけでなくて込められた思いみたいなものを感じたためです。「君のために生きてゆきたい」という歌詞をパシフィコ横浜で聴いたせいかもしれません。

 

春ツアー開催が決まった時、いくつか行くとして、パシフィコ横浜を第一候補にしました。昨年「パシフィコ横浜が辛いだけの会場にならないでよかった」と書きました。それは今も変わりません。

実際どうか。

ロビーから階段を上がる時、思い出しました。あの「絶対に進みたくない階段」があったことを。あの時のなんとも言えない負の感情がよみがえってきて、開演までそれを拭うのが精一杯でした。

でも、安本さんは「エビ中で笑いたい」と言っています。よし、来たからには楽しもう。笑おう。

 

泣いた。

笑った。

楽しんだ。

身体が動いた。

じっくりと聴いた。

感情の起伏が激しい2時間15分。

アンコールの「自由へ道連れ」。椎名林檎さんのカバー、確かに凄かったです。これがエビ中?しっかりと自分たちのものにしています。格好良さと可愛さを兼ね備えた、まさにこれがエビ中。「道連れしちゃうぞ」のひなたが可愛かった…(尊いと言いたくなりました)。

 

この日の一番は「感情電車」。

不意打ちでした。

「好きだから…」と歌穂ちゃんの優しい歌声を聴いた瞬間から、ずっと堪えていたものが溢れ出しました。ステージを照らす光は青色。

ふと、国際フォーラムで聴いた松野さんの声が聴こえてきました。いえ、勝手に脳内再生させただけですが、6人が歌う声と重なって聴こえて、もう駄目でした。崩れ落ちそうになる身体を支えながら、目の前の景色を目に焼き付けました。

 

〝かけがえのない人だよ〟
〝あかねさし まつのは あさのにわ〟
〝その空〟

 

 

届いたかな、届いたよね?

 

約束の場所に帰って来られた。もう、辛い悲しいだけの場所にしたくない。

終演後、募金に並んでいると知り合いの9推しさんに会いました。

「来てよかった」

想いは同じでした。人それぞれ抱えているものは違っても、今の6人に助けられ、勇気づけられ、元気と笑顔を貰っています。去年の今頃はこんな気持ちになれなかったのに、ここまで来れたのも6人のおかげです。何もお返しできていませんが、これからも9推しが「いる」ことが何よりのお礼になると思っています。

 

よい写真ですね。

6人を見守る、と勝手に思っています。いや、これからも一緒という感じですかね。

格好いい可愛いだけでなく、心があたたかいグループ、私立恵比寿中学。素晴らしき。

 

 

SHAKARIKI SPRING TOUR 2018 in パシフィコ横浜 国立大ホール

 
<セットリスト>
M.1 EBINOMICS
M.2 HOT UP!!!
M.3 ハイタテキ!
M.4 フォーエバー中坊
M.5 U.B.U.
M.6 仮契約のシンデレラ
M.7 まっすぐ
M.8 誘惑したいや
M.9 アンコールの恋
M.10 春の嵐
M.11 さよならばいばいまたあした
M.12 でかどんでん
M.13 制服"報連相″ファンク
M.14 バタフライエフェクト
M.15 日進月歩
M.16 日記
M.17 君のままで
M.18 靴紐とファンファーレ
M.19 シンガロン・シンガソン
M.20 YELL
En.1 自由へ道連れ
En.2 感情電車
En.3 響