厚木市で栽培している品種は、甘味と酸味のバランスが良い「紅ほっぺ」や優しい甘さで子どもに人気の「章姫」など8種類。収穫時期や好みに合わせていろいろな味が堪能できます。
都市近郊の立地を生かしたイチゴ狩りが盛んで、東京や横浜などからも多くの家族連れが訪れます。イチゴの棚を高く設置し、立ったままでもぎ取りができるようにしたり、通路を広くして車いすも入れるようにしたりと、農園ごとにさまざまな工夫をしています。
厚木市園芸協会いちご部会長の内海則行さん(下津古久)は「ことしは例年よりも少し生育が遅れているが、味は良い。農家が手塩にかけて育ててきたイチゴをぜひ味わってほしい」と太鼓判を押します。
厚木市でのイチゴ栽培は、昭和12年に相川地区で開始。現在、同地区を中心に睦合・荻野・玉川地区でも栽培されています。