おはこんばんちわー!
書き終わったらアップ予約をするので時間がわかりませぬ!
ちなみに今は夜です、夜22時くらいです!
さてさて、誰も見てないと思うので早速恒例のコーナー!

梨木香歩『西の魔女が死んだ』

この本、中学生のときに読んですっごく救われて、
高校生のときにも読んで救われて。
社会人になってからも、実は最近読む機会があって。

一度読んだ本はあまり読み返さない私ですが、
この本だけは特別というかなんというか。

特に天変地異が起こるわけでもなく、
どんでん返しの展開があるわけでもない。
タイトルから想像するような、派手な魔法もない。
それでも、日常に潜む人間のキラキラした部分と
ドロドロした部分が丁寧に描かれています。

自分の心にもどうしようもなく弱い部分があって、
それで色んな人に迷惑をかけたり、一人で苦しんだり、
取り返しがつかないような失敗をしたりもしました。

この本の主人公も、現実にいたら「ゆとり世代」と呼ばれてしまうような
ちょっと自分に自信がない、積極性に欠ける女の子。
※「ゆとり」という表現で気分を害された方がいたら申し訳ありません。
 私もゆとり世代ど真ん中です←

その主人公が、ちょっとずつ変わっていくんです。
本当にちょっとずつ。おばあちゃんの「魔法」で。
変わるために何か大きな事を成し遂げているわけじゃない。
…というか、彼女にとっては「大きな事」なのかもしれないですが。

この本を読んでいるとダメな自分から少しずつ脱却しようと
思えるようになります。少しずつでいいんです。

何度も私を助けてくれたこの本、
人生であと何回、お世話になるでしょうか。。

そういえば映画化もされているみたいですね。
私は見てないのでどういった仕上がりかはわかりませんが。

ちなみに梨木香歩さんの著書では
『裏庭』と『エンジェル エンジェル エンジェル』もお薦めです!
特に『裏庭』は日本人作家のファンタジー小説としては最高峰だと
思うのですが…実は内容を忘れかけているので、
いつか読み直してからこのブログで紹介できたらと思います。

ではではー!あでゅー⭐️