さて、緊急事態宣言が発出されてからというものの、高齢両親の面会、友人との語らいなどで、大阪への帰省もままならない状況で、趣味と気晴らしの「食べ歩き」だけは、中野駅周辺とご近所限定で細ぼそと続けております。
今日は、自宅最寄り駅前の「香氣 四川麺条」を訪問させていただきました。
香氣 四川麺条 沼袋店
連れ合いが、駅前に行列ができる担々麺のお店がある。女性客も多そうだから、一緒に行ってほしいというのです。
なかなかの人気店のようです。日曜日のお昼時直前に入店したら、ラッキーなことに待たずに席を確保できました。
カウンターのみ10席ほどの店内。コロナ感染防止対策で、席ごとに透明アクリル板の仕切りが施されています。黒を基調とした内装で、ラーメン屋さんにありがちな壁の油ジミやぬるぬる床ではなく、店内メンテナンスが行き届いていて清潔感があります。なるほど、女性の一人客でも安心して食事が楽しめそうな雰囲気です。
スタッフは、マスター一人。入口内の券売機で品物を選びチケットを購入し、席に着いたらマスターに渡します。
「人生で一番つまらないことは、連れと同じメニューを注文することだ」。コレは、とあるコミック連載の主人公のポリシー。
私たちもそれに従って、
程なく、飲み物到着。アクリル板越しに乾杯して、一口ゴクリ。久しぶりのビールは、一口でも効きますね(笑)。昔ながらのコクのあるホップの効いた琥珀色の液体が五臓六腑に染み渡ります。
マスターは、満席が続くお客のあしらいと席の片付けや消毒で多忙を極めていますが、そこは流石に高熟練度のマスターですね、テキパキとこなしています。
さて、お目当ての麺ですが…。
連れ合いは、とても満足げ。細切りネギ、メンマ、焼きのり、そして追加の香味たまごなどがバランスよく、なによりも透き通った黄金色の鶏スープを生かした塩加減がとてもマッチしているといっていました。
一方私は、一言でいいますと、
カラい!
一口目から、唐辛子の辛さや芝麻醤や花椒の香りもかきけされて、強い塩気だけが口に残ります。中和のため、慌ててランチサービス小ライスの大きな塊を口に放り込みましたが、「焼け石に水」ならぬ「焼塩に飯」。
東京の人は、塩気が利いたものを好まれるといいます。私も7年の東京生活で慣れてきたと思っていましたが、この汁なしの某は、論外。マスターが、他のタレと入れ間違えたのかと思ったほどです。でも他のお客は、平気で食べています。
私の選択ミスですね。マストメニューの汁のある担々麺から攻略するべきでしたね。
帰り際にグラス3杯の水を飲んで店を出ました。