「所有からシェアへ」という流れが進んでおり、住宅・土地にも、その流れが来るような気がします
ハウスドゥの広告がネット広告に入ってくるのと、ポストに広告が入っており、目に入る機会が多かったので、調べてみました
不動産仲介で創業。
フランチャイズ事業が基盤。
リースバック事業を拡充。
配当性向30%超(四季報)
【沿革】
1991年 安藤氏が京都府向日市の会社を譲受け、不動産仲介業を開始
1998年 リフォーム事業を目的とした会社を設立
2008年 フランチャイズ事業における累計加盟店舗数118店舗
2016年 株式上場
2017年 リバースモーゲージ保証事業を開始
2018年 空室・空き家の問題を解決するタイムシェアリング事業を開始
2019年 タイに合弁会社設立、フランチャイズ事業における累計加盟店数602店舗
【事業内容】
・フランチャイズ事業:
ブランド及びネットワークを必要とする中小不動産事業者又は新規に不動産流通事業に参入されようとする企業に対し、不動産売買仲介及び賃貸事業におけるノウハウ(集客戦略、IT戦略、教育研修、モチベーションアップ戦略等)を提供する全国チェーンであり、不動産情報をオープンにすることにより、お客様にとって安心、かつ便利な窓口を創ることを目的
・ハウス・リースバック事業:
お客様が所有されている物件を当社が買取り、定期建物賃貸借契約(毎月家賃が発生)を締結することで、当該物件に継続してお住みいただけるシステムであり、個人住宅のセールアンドリースバック商品です。資産整理、資金調達のために、「不動産を売却する」という選択肢しかなかった従来の買取システムだけではなく「不動産を活かす」という発想のもとサービスを提供しており、賃料収入のインカムゲインに加え、売却によるキャピタルゲインも期待できる安定かつ高収益モデルの事業
・金融事業:
当社グループのFDが、当社グループの直営店並びにフランチャイズ加盟店のお客様を含め、不動産をお持ちで資金ニーズのあるお客様向けに多様な不動産担保ローンを提供
・不動産売買事業:
当社運営店舗「家・不動産買取専門店」において中古住宅買取再生販売、新築戸建住宅建売、住宅用地の開発、一棟収益不動産の再生販売等、当社自ら不動産を取得し、付加価値を付け、一般顧客・投資家へ販売する事業
・不動産流通事業:
「不動産売買仲介事業」で構成されており、お客様との第一接点を担う重要な位置づけと考えており、この段階でお客様のニーズをくみ取ることにより後述のグループ内事業である住宅・リフォーム事業における受注の獲得に繋げています
・リフォーム事業:
中古住宅の原状回復のためのリフレッシュリフォーム、機能性やデザイン性など付加価値を付けたリフォーム、お引き渡し後のメンテナンスやお困りごとに対応するDo!サポートサービスまで幅広い客層や価格帯に対応したリフォームサービスを展開
【業績】
業績 |
売上高 |
当期 利益 |
一株益 (円) |
一株配 (円) |
連17.6* |
16,848 |
737 |
43.5 |
10記 |
連18.6* |
22,517 |
1,279 |
74.9 |
22.5 |
連19.6 |
31,546 |
2,006 |
103.4 |
37記 |
直近5期の売上高は140-320億円で増加傾向です
赤字期はなく、利益も毎年大幅に増加しています
【セグメント】(百万円)
|
フラン チャイズ |
ハウス・ リースバック |
金融 |
売上高 |
2,833 |
14,001 |
810 |
損益 |
1,677 |
2,074 |
16 |
資産 |
197 |
10,804 |
9,891 |
不動産売買 |
不動産流通 |
リフォーム |
計 |
9,040 |
2,059 |
3,099 |
31,844 |
778 |
491 |
309 |
5,350 |
7,039 |
643 |
612 |
29,188 |
【財務諸表】
① 資産
・現金預金124億円(31%)
・(仕掛含む)販売用不動産71億円(18%)
・有形固定資産102億円(25%)
② 負債
・有利子負債152億円(37%)
・長期預り保証金19億円(5%)
③ 純資産
・自己資本比率28%
・配当性向36%
・利益剰余金46億円(11%)
④ 損益計算
営業利益率10%
経常利益率9.5%
当期純利益率6.4%
⑤ キャッシュフロー
・投資額(百万円)
科目 |
前期 |
当期 |
減価償却費 |
325 |
441 |
固定資産 に対する支出 |
4,827 |
7,325 |
・前期自己株式の取得による支出32億円
【株価 個人的な購入価額】
703円(2020.3.25)
4.84%(15:00) 配当利回り(会社予想)
34.00(2020/06)1株配当(会社予想)
(連) 6.28倍(15:00)PER(会社予想)
(連) 1.26倍(15:00)PBR(実績)
(連) 111.91(2020/06)EPS(会社予想)
(連) 556.12(2019/06)BPS(実績)
・進捗:13%(2Q)
・需要・顧客構造(▲5%):ハウス・リースバック事業が売上の大半を占めています
物件を購入するので、不動産価格が上昇し続ければ、問題ありませんが、下落しだすと、業績が一気に悪化しそうです
・競争環境(▲10%):銀行・信用金庫などの金融機関も競合になりそうです
・ビジネスモデルの有望性(+10%):高齢化が進んでおり、市場は拡大していきそうです
・株主優待(+40%):持株数に応じて、株主優待がもらえるのは魅力的です
100株以上 |
初年度:1,000ポイント 2年以上保有*:1,100ポイント |
200株以上 |
初年度:1,500ポイント 2年以上保有*:1,650ポイント |
600株以上 |
初年度:3,000ポイント 2年以上保有*:3,300ポイント |
1,000株以上 |
初年度:5,000ポイント 2年以上保有*:5,500ポイント |
1,400株以上 |
初年度:7,000ポイント 2年以上保有*:7,700ポイント |
2,000株以上 |
初年度:9,000ポイント 2年以上保有*:9,900ポイント |
4,000株以上 |
初年度:11,000ポイント 2年以上保有*:12,100ポイント |
6,000株以上 |
初年度:13,000ポイント 2年以上保有*:14,300ポイント |
*6月末日現在の株主名簿に同一株主番号で連続2回以上記載されること
・個人的な好み(+15%):所有と利用を切り離して考えられる人には魅力的なビジネスだと思います
古い世代には理解しづらいビジネスですが、時間とともに浸透していきそうです
・個人的な目標株価
PER56×14倍=784
PBR556×0.7倍=389
プレミアム587×0.95×0.9×1.1×1.4×1.15=888
以上