中古車販売業は人口減少、車離れをしている日本の中で伸びる業種だと思います
中古車関係の会社を調べると、ユーエスエス【4732】、ネクステージ【3186】が気になります
が、しかし、PBRが割高過ぎます
とてもじゃないけど、手が出ませんし、割安になるのを待ったら何十年もかかりそうです
そこで、中古車販売で割安な上場企業であるケーユーHDを調べました
【沿革】
昭和47年 東京都町田市で自動車販売業務を開始
昭和63年 ベンツ日本と販売店契約を締結
平成8年 ハーレーダビットソンと正規販売店契約を締結
平成8年 ハーレーダビッドソンとメインディーラー契約を締結
平成28年 株式譲受により横須賀ヤナセを完全子会社化
【事業内容】
・自動車の販売及び修理
・中古車の仕入
・仕入れた中古車の品質を点検の上、販売するのに最適なグループ内の会社に販売
【業績】
業績 |
売上高 |
当期利益 |
一株益 |
一株配(円) |
連14.3* |
61,225 |
2,551 |
82.8 |
25 |
連15.3 |
63,620 |
2,636 |
85.5 |
25 |
連16.3 |
72,507 |
3,011 |
97.4 |
30 |
連17.3 |
79,146 |
5,011 |
112.6 |
33 |
売上高は600-730億円であり、毎年売上高が上昇しています
直近6期に赤字期はなく、安定した利益を稼いでおります
【セグメント】(百万円)
|
国産車 販売事業 |
輸入車 ディーラー 事業 |
計 |
売上高 |
29,821 |
43,323 |
73,144 |
利益 |
1,863 |
2,149 |
4,013 |
輸入車の比率が高く、為替の影響や景気によって業績が大きく左右されると思います
【財務諸表】
① 資産
・現金預金100億円(22%)
・有形固定資産233億円(50%)
土地が大部分を占めています
首都圏の販売店の土地をもっており、土地の金額が大きくなっています
② 負債
・有利子負債40億円(8%)
③ 純資産
・自己資本比率74%
・配当性向31%
・利益剰余金258億円(55%)
④ 損益計算
・営業利益率18%
・経常利益率6%
自動車の販売業だけあって、売上原価が売上構成の大半を占めています
⑤ キャッシュフロー
・減価償却費10億円
・固定資産に対する支出16億円
【トピック】
① 事業の状況
|
国産車販売事業 |
|||
売上高 |
営業利益 |
|||
H28.3 |
29,665 |
|
1,863 |
|
H27.3 |
25,895 |
|
1,323 |
|
増減率 |
14.6 |
% |
40.9 |
% |
輸入車ディーラー事業 |
|||
売上高 |
営業利益 |
||
42,842 |
|
2,149 |
|
37,725 |
|
2,160 |
|
13.6 |
% |
△0.5 |
% |
国産中古車マーケットでは中古車登録台数が増加し、外国メーカー車の新車登録台数も増加し、ケーユーHDには追い風となっていました
【株価 購入価額】
984円(2017.6.9)
3.05%(06/09) 配当利回り(会社予想)
30.00(2018/03)1株配当(会社予想)
(連) 9.68倍(06/09) PER(会社予想)
(連) 0.83倍(06/09) PBR(実績)
(連) 101.66(2018/03)EPS(会社予想)
(連) 1,185.37(2017/03)BPS(実績)
株主優待100株でクオカード500円もらえ、優待利回りは3.5%と非常に良いです
直近5期の平均EPSが87円なので、今期の見通しは少し強気です
自動車という高額な資産を取り扱っており、景気に大きく左右されるところが気になります
直近5期PER14倍、高額資産リスクPBR0.5倍
87×14倍=1,218円
1,185×0.5倍=593円
905円
900円くらいになったら購入しようと思います
以上