前回は不登校になった原因を書きました。

今回は、その時親にしてもらって助かったことを書いていこうと思います。

最初に変わったのが僕ではなく、母でした。
これを聞いてどうして?と思う人もいると思います。

僕の考えでは…
僕は限界が来ていたので、物事を客観的に見る余裕が無くなっていました。

ですが、母は、焦っていたとは思いますが、母なりに僕の事を考えていてくれたので、少しずつ不登校について知識を広げてくれていました。

母が劇的に変わったのは、中学2年生の頃。
中学一年生の頃はまだ、母の考えはそこまで変わっていなかったので、僕に対して【学校に行って欲しい】と思っているのが伝わっていました。

ですが、中学2年生の時、徐々に知識が広がったからか、親が無理に学校に行かせようとしなくなっていきました。

これは、僕にとってとても助けになった事の一つです。

今までずっと学校に行けと、言葉や態度で示されていたので、【一人で考える時間】を作れないでいました。

ですが親が何も口を出さずになってから、【自分で悩める時間】を作る事が出来たのです。

親が不登校の事で知識を広げている間に僕は、何故不登校になったのかを考え始めました。

ですが、僕は考える時間が増えた反面、不安と自分を責める気持ちでいっぱいでした。

理由は今まではダメだと言われていた事を急に許された事による疑問。そして、怒り、悲しみ、後悔。色んな感情に襲われてより悩むようになりました。

ここで知っておいて欲しい大事な事なんですが、子供の悩んでる姿を見た時、可哀想とか思わないで欲しいです。

そう思われると子供にそれが伝わるし、伝わるとまた自分を責める要因になってしまいます。

【悩むという事は壁を越えるため挑戦している】という事なのです。

だから、もしその姿を見たら喜んで、自分に余裕を作ってください。

僕が思うに、不登校の親がすべき事は、子供を叱ったり責めたりするのではなく、色んな方法があるという情報を知り、親自身に余裕を作る事が第一に大事だと思っています。

この行動から子供も安心し、悩む事ができると思っています。

話を戻します。中学3年になった頃、親は通信制高校という道を見つけました。
その頃僕は、今後の人生どうすればいいかで悩んでいました。

その頃の僕は、周りの【常識】に囚われていたので、学校に行けないと人生が詰むと思っていました。

ですがそんな事はなく、通信制という方法もある事を知りその道を進む事にしました。

この辺から親は、より知識を増やし、不登校で悩んできた親などに話をして、色んな情報を手に入れてくれました。

これは僕にとってとても安心できる事でした。何故なら、今までは責められ否定されていたのに、受け入れてもらえて、色んな方法がある事を教えてくれたからです。
そして、大事にしてもらえてるという実感が少しずつ湧いて来たからです。

話をまとめると、【子供を変えるのではなく、親自身に余裕を作る】これが子供が前向きになる第一のステップであるという事です。

また伝えておきたい事なのですが、
僕は昔は親を憎んでいましたが、今思えば行動してくれる親で良かったと思っています。それと同時に、この文を読んで、悩んでる親御さん。または学生さん。あなた方はダメな親、ダメな子なんかじゃありません。これは言い切れます。

人は誰でも間違いを犯す生き物です。でもいい方向になりたいと思っているからこそ悩み、情報を手に入れようとしてるはずです。

その行動だけで僕は誇りに思っていいと思います。だから自分を責めないでください。責めすぎた僕からのアドバイスです。

あなたは一人じゃない。
気持ちをわかってくれる人は必ずいます。僕もその一人です。一緒に頑張りましょう。

最後まで見てくれてありがとうございます。良ければ参考にしてくだい。