J1最年長の磐田FW中山雅史(41)が、03年以来6年ぶりに開幕戦ベンチ外スタートとなった。体調不良以外での開幕戦ベンチ外は、94年のJ1昇格後では初。

 ここ1、2年は若手台頭で先発出場が激減した中山。それでも終盤戦では存在感を見せつけ、相手への脅威はまだまだ若手以上。先月26日の浜松大との練習試合にも後半から出場し、2ゴール1アシストと健在ぶりをアピールしていた。

 精神的支柱としても中山を高く評価する柳下監督だが、「ややパフォーマンスが落ちている」と現状を冷静に分析。「いま一番調子のいい選手を選んだ。競争意識を持たせたい」とチームの活性化を期待する。

 とはいえ、ゴンも黙ってはいない。「試合メンバーの18人以外も競争していくことが、チーム強化につながる」とポジション争いを歓迎。「プロとして最大限の努力をする」と闘志は衰えていなかった。