日本映画界最大の祭典『第32回 日本アカデミー賞』(対象作品:2007年12月1日~2008年11月28日までに初公開された作品)の授賞式が、いよいよ20日(金)に執り行われる。これに合わせ、オリコンでは『日本アカデミー賞 歴代最優秀作品の中で、もう一度観たいと思う作品』について、10~40代の男女にアンケートを実施。その結果、日本が世界に誇る宮崎駿 監督のアニメーション作品【千と千尋の神隠し】が1位に選ばれた。
 2002年の最優秀作品【千と千尋の神隠し】は「何度観ても飽きない」(青森県/10代/女性)、「大人が観ても充分に楽しめる内容なので」(千葉県/30代/男性)と、性別・世代別のすべての部門において1位を獲得。主人公・千尋の冒険が、観るものに未来に立ち向かう勇気を与えてくれるこの作品は、色褪せることのない名作として人気を集めている。

 続く2位にも、宮崎作品の【もののけ姫】(1998年受賞)が登場。“生きろ”というキャッチコピーが物語っているように、壮大なスケールで描かれる同作は「自然と人間の営みの関係の深さを考えさせられる」(東京都/20代/男性)、「ストーリーが印象的だし、映像も音楽も素晴らしい」(福島県/20代/女性)と、完成度の高い作品内容が評価された。

 昭和33年の古き良き東京が舞台の【ALWAYS 三丁目の夕日】(2006年受賞)は3位にランクイン。「戦後の貧しい時代に、みんな明るく前向きに頑張って精一杯生きていたことに感動」(福岡県/20代/女性)、「生まれていなかった私でも懐かしみを感じる不思議な映画」(埼玉県/20代/女性)などのように、年配層はもちろん若者からの支持も厚かった。

 ダンスシーンが圧巻だった4位の【フラガール】(2007年受賞)や、親子の絆が多くの涙を誘った5位の【東京タワー オカンとボクと、時々、オトン】(2008年受賞)など、日本アカデミー賞の歴史の中でも比較的最近の作品が上位に。一方、9位には第1回受賞作品の【幸福の黄色いハンカチ】(1978年受賞)、10位に【蒲田行進曲】(1983年受賞)といった往年の名作もランクインし、世代を超えて愛され続けている。

私は断然 ぽっぽやです。 蒲田行進曲もいいけど・・・・・