「5番・右翼」の大本命の嶋が派手なアピールを封印している。打撃練習はライナー性の打球を追い、飛距離は出さない。守備練習は遠投を避けて不参加が続く。「守りは手術した左ひじの回復を待っている状態。今は我慢」と語る表情に悲壮感は漂っていない。

 左ひじの骨を削る手術から4カ月。調整ペースは全力で野球をするための想定内の違和感から停滞気味だ。気温が下がった16日はキャッチボールの距離を前日の50メートルから10メートルまで落とした。下半身主導のフォームを積み上げる打撃は、ゴロと低弾道の打球が多い。

 一見すると、不調に映る姿を内田コーチは評価する。「気持ちが落ち着いている。打撃もバットの出方は良い感じだ」。嶋自身にも焦りはない。1週間ごとに調整のプランを立て、ひじの具合が後戻りしないことを最優先にした。「毎晩の治療もきっちりとできている」と前向きに言う。

 今季は1月の米国自主トレでパワーを増した体と、昨季3割を打ったスイングを連動させて勝負する。「今はガンガンと打ちたい気持ちを必死に抑えている。でもプライドは忘れていない」。ひじの不安を一掃し、ためたエネルギーを一気にはき出す。アピールを封印する嶋の腹は据わっている。


エコリング広島西店(広島市西区庚午南2丁目37ー25)  店長兼スタッフのひとり言 言いたい放題 ズバッと 

嶋選手が 赤ゴジラのニックネームのごとく 球場で吼える日を待っておきます。





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