これまで何度も高野山を訪れているが、令和2年6月21日に訪れた時にはお遍路さんや観光客の余りの少なさに驚いた。山内にある駐車場には、大型観光バスは全く見当らない。
ガソリンスタンドで給油中、店員さんと世間話をしたのだが、「今日は観光客が少し多かった」とのこと。新型コロナウイルスの影響は、聖地・高野山にも深刻な影響を与えたようだ。
今回は、高野山の宿坊で1泊することにした。
高野山・小坂坊・持明院
参拝日 令和2年6月21日
・御本尊 延命地蔵菩薩
・開基 持明坊真誉大徳
・宗派 高野山真言宗
・創建 保安年間 (1120~1124年)
・住所
〒648-0283
和歌山県伊都郡高野町高野455
☎ 0736-56-2222
持明院は高野山の中央部にあり、古くから伊達家・武田家・土屋家・京極家等の大名が檀家となっており、2000坪の境内には10数棟の堂宇があり、高野山の中でも大規模な宿坊である。
マスコットのこうやくんも感染対策中
通常は、宿坊の「お一人様」での宿泊予約は敬遠されがちなのだが、緊急事態宣言解除直後、そして日曜日の宿泊ということもあり、スムーズに宿泊予約 (1泊2食付) することができた。
宿泊者は私だけとのこと。私だけのために、お風呂や食事を用意されたことに感謝せねば。
廊下からは、狩野派の手による襖絵を観ることができる。また、境内には大小4つの池があり、どの部屋からも池を見ることができるとのこと。
宿坊では、食事は大広間でいただくのが一般的なのだが、宿泊者が私ひとりだから部屋食でした。
食事はもちろん精進料理です。晩酌にビールを用意してもらい、美味しくいただきました。
二の膳の碗の蓋を開けないで写真を撮ってしまった
碗の中は、ナスの揚げ物でした
朝6時半から、朝のお勤めに参加。
部屋に戻ると、朝食が用意されていました。
朝食の御膳