勝峰山・兜率院・金剛證寺

参拝日 令和2年6月20日

 

 

・御本尊    虚空蔵菩薩

・開基      暁台上人

・宗派       臨済宗南禅寺派

・創建      伝・6世紀中ごろ 

・住所

     〒516-0021

      三重県伊勢市朝熊町岳548

         ☎0596-22-1710

 創建は6世紀中ごろで、欽明天皇が暁台上人に命じて明星堂を建立したのが始まりとされる。

 平安時代の天長2年(825年)に、真言宗の開祖・空海が真言密教の道場として中興したと伝えられている。

 その後、衰退したが明徳3年(1392年)に、鎌倉・建長寺の東岳文昱(とうがくぶんいん)禅師が再興に尽力し、真言宗から臨済宗に改宗した。

 

駐車場より山門

 

 

仁王様がお出迎え

 

 

 

池には蓮の花

階段を上りきると、御本尊の虚空蔵菩薩が祀られている摩尼殿

 

 

 

参道の両脇に牛と虎の銅像が対で置かれていた。

境内に牛の銅像が置かれているのはよく見かけるが、牛と虎の組合せは珍しい。

 

 神仏習合の時代、この金剛證寺は伊勢神宮の丑寅(北東)の方向に位置していたことから、「伊勢神宮の鬼門を守る寺」として、お伊勢信仰と結びついていた。そんなこともあり、牛(丑)と虎(寅)の銅像が置かれているのでは、と推察したのだが。

 

 金剛證寺参拝後、和歌山県那智勝浦町の青岸渡寺、阿弥陀寺に向かうことに。