甲賀三大佛・十楽寺

 

参拝日 令和2年6月19日

御本尊   阿弥陀如来坐像(甲賀三大佛)

開基     寂照法師

宗派     浄土宗

創建     文明18年(1486年)

住所

      〒528-0206

         滋賀県甲賀市土山町山中351

                ☎ 0748-68-0354

 

 山門・鐘楼・本堂からなる小ぢんまりとしたお寺である。

 拝観をお願いすると住職の奥様が、お寺の歴史や本堂に祀られた仏さまなどを説明していただいた。(許可をいただき、堂内の仏さまを撮らせてもらいました。)

 元は天台宗のお寺であったが、戦国時代の兵火にあい焼失。江戸時代、寛文元年(1661年)に浄土宗の巡化僧によって再興された。

 

・阿弥陀如来坐像

 西方極楽浄土の教主で、無量寿仏、無量光仏とも呼ばれている。限りのない命、光慈悲により、たとえ悪行をした者でも漏れなく救ってくれる仏さまである。

 十楽寺の御本尊は、日本最大級の丈六阿弥陀如来坐像。本来は他の浄土宗寺院に置くべき制作されたが、そこの寺院・本堂に入らなかったため、この十楽寺に安置することになったとのこと。

 これも何かの「ご縁」と言えるだろう。

 

左から聖観音、千手観音、麻耶夫人像

 

 甲賀三大佛の十楽寺は、「麻耶夫人の十楽寺」と呼ばれている。

 麻耶夫人はお釈迦様の聖母で、夫人像の懐(袖)にお釈迦様の姿が見えるという稀な像で、このような様相の麻耶夫人像は、ここ十楽寺と奈良・法隆寺だけらしい。

 

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