皆さんこんにちは
3月のブログで内部奏法をご紹介した際にちらっと曲名を出しました、
「4分33秒」を今回はご紹介します
ジョン・ケージが1952年に作曲された曲で、作品の中で最も知られており、
音楽に対するケージの思想が最も簡潔に表現された作品でもあります。
この曲がなぜ作られたのか、調べたところ、
ハーバード大学には「無響室」という音が反響しない部屋あるそうで、彼は完全な無音を聴こうとしていました。
いざ無音を聴こうとして、無響室に入ったところ、何かの音が聴こえると彼は言い、何の音かエンジニアに確認したら、
なんと、体の血液が流れる音と、神経系が働いている音とのこと
完全な沈黙が存在しないことを発見し、この曲を作曲するきっかけとなったそうです
4分33秒、どういった曲かというと、演奏者は音を出しません。
ですが、無音を聴き続けるというわけではなく、その場に起きる音を聴きます。
少し動いた際の服が擦れる音、咳払い、何かに当たった音など、
意図せず起きた音を堪能します
楽譜はずっと休符なのですが、しっかり第1楽章~第3楽章が存在します
実際の演奏動画がありますが、本当に演奏していないというか、音は出していません…
ただ、この曲の背景はとても深みのあるもので、ここには書きまとめることができません
調べれば調べるほど、この曲とジョン・ケージという作曲家にとても興味がわいてきます
ぜひ一度調べていただきたいです
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