沙羅双樹といえば、『祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色 盛者必滅の理をあらわす』という平家物語の一節を思い出す方も多いことだろう。
沙羅双樹は、寒さに弱く日本で育てることはむずかしいようで、現在は代用として夏椿が植えられている。
夏椿
ツバキ科ナツツバキ属の落葉広葉樹。日本から朝鮮半島にかけて。日本では宮城県・福島県・新潟県以西の本州・四国・九州の山地に自生する。北海道南部から九州の範囲が植栽可能地とされる。
※※ 夏椿代用の理由
一日しか花を咲かせない性質に人生の儚さを感じられるからや、葉っぱが沙羅双樹と似ているからなど、諸説あるようだ。
少し厚みのある半透明な白い花姿。花言葉に「愛らしい」とあるのは納得がいく。
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