大淀町比曽の世尊寺(せそんじ)で、オオヤマレンゲが開花したので撮ってみた。

 

 

 

 ウケザキオオヤマレンゲ(受咲き大山蓮華)

 

 オオヤマレンゲはモクレン科モクレン属の落葉広葉樹(低木)。

 オオヤマレンゲの名は、奈良県南部の大峰山に自生していて、ハスの花(蓮華)に似た白い花を咲かせることに由来する。

 

 ウケザキオオヤマレンゲはオオヤマレンゲとホオノキの交雑種で、花は上向きに咲く(オオヤマレンゲは下向きに咲く。)。

 このウケザキオオヤマレンゲはオオヤマレンゲに比べて花も葉も大振りで成長が早いことで知られ、甘い香りを漂わせる。

 

 

 

 

 

 

 世尊寺にはもともと樹齢80年になる1本があった。

 いまあるのは約30年前、大峰山系で自生するオオヤマレンゲ(天然記念物)にこころを奪われた本山住職が、すこしずつ苗木を植え増やしたもの。

 

 

 

 

 

 

 真っ白な花びらが紅色の雄蕊を抱いて半球状に開き、甘い香りがたちのぼる。高地を好むため、周囲の木々で日陰を作るなどして育てられている。

 

 住職は「美しく芳しい花をながめ、少しでも気持ちを和らげてもらえれば」 と話される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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