スイカズラはニンドウ(忍冬)とも呼ばれる。常緑で、冬の寒さにも耐え忍んで葉を付けているところから「忍冬」の名がある。

 スイカズラと呼ぶのは、水をよく吸う蔓だからという説、花の根元にある蜜を子供たちが吸ったからという説などがある。

 

 

 

 

 スイカズラ

 スイカズラ科スイカズラ属の蔓性常緑性木。別名ニンドウ(忍冬)。日本全国のほか東アジア一帯に広く分布し、山野や空地でよく見かける。

 

 

 

 

 雪のような真白な花が、だんだんと黄色味を帯びてくるので、金色と銀色の花が一緒に咲いているように見えることから「金銀花」というお目出度い名前で呼ばれることがある。

 

 寒い冬を耐え忍んで、ついには金と銀の花を咲かせる・・・すばらしいことだ。

 この花のことを思えば、辛いことも乗り越えられる勇気が湧いてくる。

 

 

 

 

 花の形が独特で面白い。

 花弁は五枚で、うち四枚は合成して上側に反り返り、残りの一枚は下側に曲がりこむ。

 見方によっては掌のようであり、親指以外の四本は引き付けて上に反らし、親指を下に広げたような形になって面白い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 スイカズラの花は、バラやクレマチスのような華やかさはないが、甘やかで、爽やかな香りの素晴らしさは言葉でたとえようがないほどだ・・・

 

 

 

 

    御覧いただきありがとうございます。