昨年の秋のこと、散歩道沿いの小公園に数本の橘の苗木が植えられ、周囲には運んできた山土が敷かれた。

 春になて桜が咲き、藤の花が咲き終わろうする今、敷かれた山土やその週辺に淡い紫色の小さな花が一斉に咲き出した・・・マツバウンランの花だ。

 

 

 

 

 マツバウンラン(松葉海蘭)

 ゴマノハグサ科ウンラン属の越年草。原産地は北アメリカ

日本では自生の記録がなく、1941年に京都市伏見区向島で採集された記録が最初とされる帰化植物。

 

 

 

 

 

 名前の由来は、花がウンラン(海蘭)に似て、葉が松葉のように細いことから付けられた。

 俯き加減に淡い紫色の花を一斉に咲かせる風景は見事だ。

 帰化が確認されてから80年余り・・・増え続けるマツバウンランは、日本のどのあたりまで拡大しているのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 数十本はあるだろうと思われる細い細い花径は春風に煽られて あえかに靡いて美しい。

 

 

 

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