月々に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月(「夏山雑談」)
と歌われた中秋の名月は、旧暦八月十五日の月のこと。
今宵は平城京跡の朱雀門をいれて撮ってみた。
春日山から昇る名月
名月を観ながら、奈良時代の貴族たちが催した宴にはどのような食事がふるまわれたのだろうか。
古代食メニュー
〇蘇(そ) 乳製品
〇楚割り(すわやり) 魚の干物
〇脯穴(ほじし) 干し肉
〇白酒(しろき) にごり酒
ー奈良文研調べー
満月はその形から鏡にたとえられることがある。澄みきった少しの曇りもない満月は月の真澄の鏡。
これは、自分の姿を映すのではなく、こころを映す鏡だそうだ。月をじっと見つめていると、こころの奥底まで見透かされそうな、そんな不思議な気持ちがしてきませんか。
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