すっと伸びた花径のさきに、薄紙で作ったような花が上を向いて咲く。 ポピーと呼ばれ、大きな公園などで色とりどりのポピーが大規模に栽培されて観光名所となっているところもある。
ポピー(ヒナゲシ)
ケシ科ケシ属の一年草。原産地 北アジア、シベリア。
蕾は、はじめは下を向いており咲くときに上を向き、蕾の先端が二つに割れて花が咲く。
別名 虞美人草。
別名で、虞美人草と呼ばれるのは、中国の項羽と劉邦の最後の戦いのとき、項羽の寵愛をうけた虞妃(虞美人)が自害し、その傍からヒナゲシの花が咲いたという言い伝えに由来する。
ケシというと、果実からモルヒネの原料(アヘン)がとれて違法になるのではと心配されるかもしれないが、ヒナゲシからは採れないので栽培することができる。
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