ギリシャ神話によると、女神アフロディーテ(ヴィーナス)に愛された美少年アドニスはあるとき狩りに出るが、洞窟から駆け出してきた猪によって非業の死を遂げる。
報せを受けたアフロディーテはアドニスのもとへ駆けつけ、流れ出た血潮に神酒を注ぐと血は泡立ち・・・やがて真赤な花が現れた。
この花の命は短くて、風が花(アネモネ)を咲かせたかと思うと、次の風が花(アネモネ)を散らすので「風の花(アネモネ)」と名付けられたという。
そんなアネモネが咲きだしている。
アネモネ
キンポウゲ科アネモネ属の多年草。ヨーロッパ南部から地中海東部沿岸地帯が原産地。各地への伝播には、十字軍や巡礼者がかかわっていると云われる。
和名はボタンイチゲ(牡丹一華)。
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