花の少ない冬から 春にかけて開花する数少ない花のひとつにクリスマスローズがある。

3月に入ると春の花たちが次々と咲きだすのだが、貴婦人とも称されるこの花はいまだ元気に花を咲かせ続けている。

 

 

 

 

 

 

 キンポウゲ科ヘレボルス属の常緑多年草。原産地は地中海沿岸、西アジア地域で約20種、中国に1種が分布している。

 クリスマスローズの名の由来は クリスマスの頃にバラの花のような花が咲き始める植物というところからきている。しかし、実際の開花期は12月~4月 クリスマスのバラ の名のようにはいかない品種が多いようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 俯き加減で控えめに咲きつつも、楚々とした愛らしい花は、早春の貴婦人として人のこころを掴む人気の花。

 春の花たちが次々と咲きだしても、いまだ主役の座を明け渡す気配もなく、美しい花を咲かせ続けている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 クルスマスローズは、根も茎も葉や花も・・・全てに毒があるので、花の手入れ中は手袋をするなどして直接手に触れないようにしたい。もっとも毒性があるといっても、汁を皮膚に付けたり、食べたりしなければ問題はないので、花として楽しみたいものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 梅が咲き桜便りを待つこのごろだが、まだまだ頑張るクリスマスローズ・・・

 俯き加減に咲く花は小さな声で・・・「私の心を慰めて・・・」と訴えているようである。

 

 

 

 

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