北風がやや冷たい一日だったが、スズメたちは今日も元気に飛び回っている。
昔の童謡「すずめの學校」の歌詞は、帝国主義(軍国主義)がうかがえるもので良くない・・・のだという。
「スズメの學校」
チイチイパッパ チイパッパ
スズメの 學校の 先生は
ムチを 振り振り チイパッパ
生徒の スズメは 輪になって
お口を そろえて チイパッパ
まだまだ いけない チイパッパ
もいちど 一緒に チイパッパ
チイチイパッパ チイパッパ
戦前に作詞されたこの歌は
”スズメの先生がムチを振って命令し、生徒のスズメは一方的に自己思想を禁じられ、国策に向かって進むことを歌っている”
などと解釈されることもあったという。
スズメたちには迷惑な話だろう。
一方で、スズメは大変親孝行であったという・・・こんな民話も残されている。
「・・・昔、キツツキとスズメは姉妹であった。親が危篤と云う知らせを受け、妹のスズメはやりかけの仕事をおいて、急いで親の元へ駆けつけた。
そのかいあって、親の死に目に会うことができ、親孝行できた。
一方、姉のキツツキは知らせを受けるとゆっくりと身繕いをしてから親のところへいったら、もう親は亡くなっていて孝行をつくすことができなかった。
そんな姉妹の行いを観ておられた神様は、
親孝行なスズメには一生五穀を食べて暮らすことを許し、
親不孝なキツツキには、その罰として五穀を食うことを許さなかった。・・・」
スズメは姿は美しくはないが、食べ物には困らない。キツツキは姿こそ美しいが食べ物をとるのに、木の皮を突いて虫を探して食べねばならない・・・という話。
この昔話は、スズメとキツツキの習性と姿が、それぞれ前世の行いによるものであると語っていることから、
親孝行は子としての務めである。それをつくすことによって
来世の幸福につながっている。
という処世についての心得に置き換えて教えているようにも読める。
周囲への警戒は怠りが無いようだが・・・カメラが気になるようだ。
それぞれの役割分担があるのか・・・。
・・・上空から襲われたらどうするのかなア・・・
余計な心配ダロウケレド・・・気になる。
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