濠に浮かぶ睡蓮の葉の上でアオイトトンボとベニイトトンボが話し中・・・
ベニさん・・・ベニサンところは個体数が少ない様ですね。
・・・そうなんですよアオさん。なんでも絶滅危惧種に指定されているんだって・・・。余計なお世話なんだけど。チョット寂しいんです・・・。
・・・そうだろうね。仲間は多いほどいいからね。
ベニさん、皆に早く結婚するように伝えてやれば・・・
そんな会話がなされた翌日のこと・・・はやくもベニイトトンボの間で結婚の動きがあった。
ススキの薄い葉に止まったベニイトトンボ
上の♂が尾部で下の♀の後頭部を挟んでいる・・・交尾が始まるようだ・・・
♀の尾部の動きに注目・・・
♀は♂の愛に応えようと尾部の生殖器を♂の腹にある副性器に当て、精子をうけとろうと努力している。
♀の尾部が♂の副性器にあてがわれて・・・・精子を受け取る体勢が出来た。
無事交尾・・・見事なハート形た。
・・・こちらでも。
・・・オットー交尾を妬む♂がやってきて、交尾中の♂に体当たりだ・・・
あちらでも・・・
こんなにたくさん・・・・。交尾するベニイトトンボを発見・・・
交尾が終わっても、♂は♀を離さずこのようにして飛んで行く。
こうした状態で飛ぶのを「タンデム」と呼んでいる。
これは交尾が終わったあとも他の♂に♀がとられないようにしているため・・・・。
こうしてみると、トンボの♂はしっかりと自分の子孫を残すために必死だということがよくわかる。
次いで、このjタンゼム状態で産卵に適した場所まで飛んで行き・・・産卵が始まります。
水藻が多く水深の浅い場所を見つけると、♀は尾部を水中に打ち込むようにして産卵を始める。
♂も必死の形相・・・産卵中の♀の様子よく分かるからだろう・・・
今日は、濠の中でベニイトトンボの産卵する姿をよく見かけた。
個体数が増えてくれるとよいのだが・・・
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