八幡市散策の集い に参加しました。


木津川・宇治川・桂川の三川が合流して淀川となるこの隘路は、文字通り京の都の首根っこを扼する要衝の地。北に秀吉天下獲りの原点となった山崎合戦で有名な天王山、そして南から突き出して、石清水八幡宮が鎮座する男山。八幡太郎義家はじめ源氏の信仰篤く、また何でもありの南北朝内乱期には、南軍・北軍攻守入れ替わってここに布陣し京都をうかがいました。


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木津川・宇治川に架かる京阪電車鉄橋
男山ケーブルカーより三川合流点を俯瞰する


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源氏の氏神、石清水八幡宮
鎌倉の鶴岡八幡宮はここから勧請された


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楠正成が植えたとされる楠の大木


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エジソン顕彰碑。電球を発明したエジソンは
そのフィラメント素材として男山の竹を求めたという


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山麓は京街道から東高野街道に沿って古い家並みが残る癒しの空間ではありますが、神社に隷属しそれぞれの職能で作務を下支えした被差別民たちの苦渋の歴史が刻まれた、いわば「嘆きの壁」を埋め込まれた街であることも忘れてはなりません。


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この地はまた、江戸時代中期の豪商淀屋との縁(えにし)が深く、三川合流点を睥睨する高みに一族の顕彰・慰霊碑群が建っています。配布された資料を見ると、有名な堂島の米の先物取引を仕切る等によりビル・ゲイツも真青の桁外れの長者となり、さればこそ「出る杭は打たれる」式政治論理によって闕所(財産没収・公権剥奪・蟄居謹慎)となり没落の憂き目にまみえました。


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この地に地所を得た淀屋一族の碑が建ち並ぶ


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地元のボランティア・ガイドさん
八幡や淀屋に関して熱く語られた


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太閤から100年後、再び「浪速のことは夢のまた夢」が繰り返された歴史の皮肉。そして150年後には、鳥羽伏見の戦いに敗れた最後の将軍慶喜が大坂から江戸にエスケープ、徳川家の息の根を止めた戊辰の役が一気に加速することになります。


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松花堂庭園正面


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珍しい朱黄色の孟宗竹


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歴史の光と影に思いを馳せた初冬の一日は、ライトアップされた清水寺の光と錦繍のページェントとともに幕引きとなりました。


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打上げは四条大橋まで戻り、お馴染みのキエフで(M君とYちゃん)
お店のオーナーは本日のイベントの主催者でもあります

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清水寺境内は幽玄の世界

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最後の紅葉に映える清水の舞台

先月末、すすきの名所、三重県は名張南方の 曽爾高原 に行ってきました。ひょっとしたら中学以来40年ぶり?


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バス便がある最後の週末、文字通り往く秋を惜しむ人々で賑わってはいましたが、寒風吹きすさぶお天気同様、やはり寂寥感を禁じ得ません。


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尾根の左側の斜面には普通の樹木が

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標高1038mの倶留尊山、この日の最高地点

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画面中央がお亀池
湿原ですが、ほとんど水面が見えません


ここの植生は実にユニーク。囲繞する山々が普通の樹木に蔽われているのに、お亀池という湿原を中心としたこの窪地だけが、全面すすきの原。おそらく典型的な火山地形、行ったことはないのですが阿蘇の草千里のミニチュア版といった趣でしょうか。


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森は紅(黄)葉から落葉へ


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麓のファームガーデン。バスの待ち時間、
地ビールとオリジナル・ソーセージを楽しみました。
遠景は、鎧岳(手前)・兜岳(奥)。


全身で「時空の結節点」に感応した、最晩秋の1日でした。

お酒帰阪後の打ち上げのお酒の、身に沁みて暖かかったことよ ...

去年から、この時期「映画館でオペラ鑑賞」にはまってま~す。


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ニューヨークのメトロポリタン歌劇場が、そのシーズンに収録したコンテンツを上演直後(半月遅れくらい)に放映するという企画で、

題して『METライブビューイング

今シーズンは既に、ワグナー『ラインの黄金』とムソルグスキー『ボリス・ゴドゥノフ』の新演出作品2本を観ました(於なんばパークスシネマ)。


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前者は、ゲルマン伝説に基く壮大な4部作の、序幕部。官能的な歌と愛憎のドラマに溢れたイタリア物に比べて、幾分起伏に乏しい(まるでドイツ料理?)この作品を、聴衆を退屈させずに終始惹きつけ続けるシュールで斬新な映像の魔力には脱帽するばかりでした。


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後者は、中世ロシアを舞台にした、権力者の栄光と孤独そして破滅を描く重~い心理劇。作曲の時代背景(革命へ助走を始めた19世紀後半の帝政ロシア社会)に思い馳せる面白味も... オーソドックスな演出ながら、こちらも上演時間3時間半という長さを忘れさせる訴求力溢れる名舞台でした。


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今後、ヴェルディ・ワグナー・R.シュトラウス他の名作が次々と上映される予定で、期待に胸が高鳴ります。クラシック音楽の中でも究極のオタク扱いのオペラですが、視覚へのご馳走がてんこ盛りな分、却ってとっつきやすいのでは。もちろん字幕は日本語です。歌番やカラオケが大好きなあなた、そして宝塚歌劇を堪能された吉酔会の方々には、是非お薦めします。


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