※この回は裏歴史です
スランプのとき書いたやつだから仕方ないじゃない・・・
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~story1~
指が飛ぶ。面白いくらいに。笑えるくらい簡単に。
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」
肩を落とし、手を押さえつけ、じろっと黒い布を全身にまとった少女をにらむ。
「私は死なないが、死なないがな!痛いものは痛いんだよ!」
しかし目の前の少女は体をゆすりながら笑っていた。
「あははははは!!痛い?痛いのぉ?不死者なんでしょ~?大丈夫なはずよねぇ?だ~か~ら~・・・」
「本当の地獄は・・・ここからよ?」
身にまとった布をほおり捨てながら・・・鬼巫女、博麗霊夢は笑う。
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~story2~
鈴蘭はそよそよと風に揺れ。そこにいるものは一人。
ここは無名の丘。誰からも好かれない、誰もいない丘。
ただただ鈴蘭だけが地面いっぱいに気持ち悪いほどびっしりと咲いていた。
そんな丘で座禅を組み、黙想をしている少女が一人、傍には餅のような幽霊もいる。つい最近霧雨魔理沙と戦った魂魄妖夢である。
もともと半人半霊であるから傷が治るのは非常に早い。
(というより半分幽霊なので傷がつくことが少ないというのもあるが・・・)※幽霊は切れない、傷つくこともない
だから一晩寝ただけで、もうほとんど本調子まで戻っていた。そして彼女は静かに敵を待つ。
そうやって長い間黙想をしながら待っているとかすかに人の気配を感じた。
それを感じてすぐ目を開けてみれば、もうそこには銀髪に犬のような耳をはやした白狼天狗がいた。
「どーも、妖怪の山の組織『疾風の天狗』の白狼天狗、犬走椛っす。一つ、剣の手合せを願えないっすかね?」
椛と名乗る少女は大真面目な顔に不釣り合いなしゃべり方をしながらいきなり決闘を申し込んできた。
初対面でこんなことを真正面から言ってくるのもどうかと思ったが、こちらの思惑も大体はわかっているんだろうな、とも妖夢は思った。
「私は白玉楼の庭師をしている魂魄妖夢です。あなたの目当てのものはこれでしょう?」
そういって目の前の妖夢は黒いズボンのポケットの中から石とは言えないような、銀色の光沢をもった物体を取り出した。
金の賢者の石である。
「おおっと、さてこれから言うことは分かってるっすよね?」
椛は片目で思わせぶりに目の前にいる妖夢を見る。妖夢は全く動じない。もうすでにそう返されることが分かっていたかのように。
「あなたが勝ったらこれを渡す・・・と言いたいところですがね。別に私にとってはそんなことはどうでもいいのです。」
そして一息ついて続ける。
「この勝負がしたくて、ここに来たんですよ。殺し合いじゃなくて、それこそ剣の手合せのような勝負が。」
椛の方も動じる様子もなく、少しにやりと笑う。
「なるほどね。だから誰もいないようなこんな場所でじっとしている訳だ。ここなら建物も壊すことはないし、思いっきり暴れても周りには誰もいない、そういうことっすか。いいっすよ。あんまり本気の殺し合いなんかは好きじゃないけどこういうのなら喜んで。」
「あと、この石は私は使えないし使わないので安心してください。ただ私は戦いたいだけなので。」
「了解。んじゃあさっそくやりますかな」
お互いに距離を取り合う。
椛は刀を抜き、右手に持ったその剣を普通とは逆に握って、つまり小指のほうに刀身が向く形で握り、体勢を低く構える。
妖夢は白楼剣を左手で持ち、右手で柄を握る。同じく体勢を低く構える。
この勝っても負けても利益のないような勝負の行く先にあるものは一体なんだというんだろう?
それは剣士ならば誰だってわかることだろう。
ただ・・・強いものと戦ってみたい。本当にただそれだけのことである。
戦いの幕が開ける。二人の少女は共に同じような想いを持ち、そして舞う。
何の合図もしていないのに彼女たちはほとんど同時に地を蹴った。
妖夢は本来待ちである居合を突進技として使った。
それが先代の教えなのか、それとも彼女自身の癖なのかは分からないが元が妖怪である故どんな技だろうとおぞましいスピードと威力を持つ。
椛のほうは軽く地を蹴り、相手の目の前で刀を持ち変えた。
右から左へではなく刀身の向きを逆にするように、本来の持ち方に直るようにして持ち変える。
二人はさっき立っていた位置のちょうど中間当たりでぶつかり合う。
鉄のぶつかりあうものすごい轟音があたりに響いた。
のちにパワーの関係で椛のほうが押され、弾かれかけた。
しかしそれを右に体をひねりながら受け流すことでうまく相手の横に立ちそこから素早い一太刀を加える。
右に左に、弱いが素早く剣は舞う。時に左右に持ち替えながら相手の防御態勢を徐々に崩していく、見事に白一門本来の戦い方であった。
妖夢は5発目の太刀を力で弾く。
バックステップである程度距離を取ったのちに片手で腰にある小刀、迷いを断ち切るといわれている白楼剣を抜く。
そして人差し指で一枚のスペルカードを胸ポケットから取り出し叫ぶ。
「断空剣『結跏趺連気斬』!」(考えた河童本人の心の叫び うわぁ・・・厨二病だ・・・)
その紙を空に放り投げると2本の刀で切りつけた。
そこからは剣気が切るほどに産まれ、その剣気は鈴蘭を散らしながら乱雑に周りへ飛んで行った。
それは次々と生み出され果てには人ひとり通れるような隙間もない弾幕へと発展していた。
しかし椛は逃げない。
本来偵察兼見張役を務める椛はその仕事柄上あまり弾幕を「避ける」ということをしてはいけない。
なぜなら滝の前で本気で勝負するとなったら滝の裏の見回り所が流れ弾で壊れるかもしれないし、河でのんきに泳いでいる河童なんかに当たるかもしれないからである。(西河童とかねw)
そんなことだから「威嚇攻撃で適当に相手の技量を図っていったん素直にそこをくぐらせ、そこで得た情報を強い天狗に与え、安全な場所で倒してもらう」というめんどくさい作業を受け持つのである。
あとこれには大事なことがもう一つ。
それは威嚇攻撃中でも敵の流れ弾が当たらないようするため、弾幕を避けるのではなく・・・
「防ぐ」ということである。
「防符『減滅結界』!」
剣を持ってない方の手でスカートのポケットからスペルカードを取り出し、それを持ったまま素早く印を切る。
その途端、薄い青色の膜が妖夢を中心にこの丘全体を覆うように展開された。
そしてその膜は一気に縮小し、あっという間に妖夢の体も通り抜け、消えてしまった。
しかし、打ち出された剣気はもうそこにはなくなっていた。
そこにはただただ爽やかとも呼べるような風が吹き抜けるだけであった。
そして椛の姿は元居た場所にはない。
「そんなボケッと突っ立ってたら後ろ取られることぐらいわかってるっすよね?」
その声は妖夢の後ろから聞こえた。この前自分がそうやったように。
「勿論です!」
おもむろに楼観剣を腰のひねりを利用しつつ後ろに振る。
妖夢には読めていた。椛が「後ろに回り込むまで」は。
「わかってる?って聞いてるんですからそれは『前提』なんっす。つまりここから先が私がやろうとしてることなんっすよ」
その声は後ろからでも、前からでもなく妖夢の頭上から聞こえた。
「少し頭が弱いっすね!」
妖夢の背中に激痛が走る。刀で「切られた」、というよりは「殴られた」といった方が正しいような痛み。
それは椛が下駄の靴底で蹴ったことによるものだった。
ただの下駄でさえ痛いのだが下駄の足の部分が1個しかない天狗用の下駄なら時に殺人級の威力を持つ。
息が詰まったまま前に倒れた妖夢は椛に剣を奪われ、体を上手く固められた。
「あんたの・・・負けっすね。」
白一門を妖夢の首の近くにあてがい椛は言う。
反撃の手段は、ない。時には奇襲にもなる半霊さえお札で動きを封じられていた。
「はい、完敗です・・・。」
その言葉を聞くと椛はゆっくり力を抜いて刀を鞘に戻した。
「真剣での勝負って言うのはワンチャンスっすからね~。じゃあ今回の振り返りでもしますか。」
妖夢の手を取って体を起こしつつ言う。
「え?いいのですか?」
「元からそういうための試合だろ~?お互いに反省し合わなきゃ意味ないじゃないっすか。それが終わったらまた一戦する?」
「・・・はい!」
剣士というのはこういう生き物なのである。自らを磨き、お互いを高めあい強くなる。
彼らは利益も損害も気にも留めないような、純粋な子供心を持っているのかもしれない。
(妖夢さん毎回やられ役ばっかりでごめんね~w)
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~story3~
「さてさてさて~、あんたがなんでこんなことしてるのか後できっちり聞いてやるからな~!」
「むー!まだなんにもしてないのに!いきなりひどいよ!」
「待てといって待つ泥棒はいないんだぜ!」
そういって白黒魔法使いさんは箒にまたがり魔法の森をぐんぐん進む。
右手には木の賢者の石がしっかりと握られていた。
そしてあの時賢者の石を持っていた少女は箒の後ろの方にくくりつけられた網にしっかり捕獲されていた。
じたばた暴れているのだが抵抗むなしく、結局自分がどんどん身動きが取れなくなってきている。
「あたしに活躍の場をおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
少女の言葉は森の奥に消えていった。
(オリキャラなんてこんなくらいの扱いで十分ですわぁw)
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裏歴史を見てくれてどうもありがとうw
厨二病っぽさが漂いすぎてやばい。上手いなって思えるところもあるけど・・・やっぱこれは裏歴史でいいよ・・・
まあそんな感じコマが進んでよかった。とりあえず書き溜めがあるから毎日更新できると思う・・・しばらくは。