前回は、主にオリンピックそのものについて書いてきた。

今回は、それ以外のこと、国と国に関することなどについて述べてみたいと思います。

今回のオリンピック開催直前になって、同一民族でありながら米国の介在のもと敵対関係にある「北朝鮮」が開催国の韓国に参加表明してきた。確かに過去に言葉では言い尽くせない程の「苦難」が両国にあったに違いない。

 私も異国の者で、外野席から自分の思いを軽々に言えないことは承知の上で述べてみたいと思いますが、これまでにも北朝鮮問題については何回も書いてもきました。

わたしは、そもそも論として、元々は同一民族でありながら、未だに「休戦条約」の状態。

両国国民の間では、感情的には色々なことがあっても、心の奥底では和解したい気持ちは持っておられると私は思います。

現韓国の文在寅大統領は、自身の言動からその心情が読み取れる。であればこそ北朝鮮側からの参加希望を受け入れたことでしよう。

私は何回となく書いてきたが、「北朝鮮非核化へ最大圧力!!」このフレーズを何度耳にしたのだろうか? 日本のトップ及び米国のトツプのこの発言は何を意味するのか?

確かに過去の経緯はあるとは思うのですが、同一民族分断という異常な状態が長年継続している現在、幸いかどうかは分からないが、今回韓国平昌でオリンピック冬季大会が開催され、それを機会に分断各国が話し合いの機会を持とうというのに、他国である米国とか日本国がとやかく言うのは、所詮可笑しいのではないか? 他国への内政干渉ではないのではないのか?

確かに、北朝鮮の国政については世界各国から非難される事態を起こしている事も事実、また韓国が今の現状があるのも米国からの支援援助があったことも事実と思います。

今の世界情勢を俯瞰するに、各国特に後進国は自国に色々な問題を抱えて苦悩している面が多々あるように見えます。でもこれまでの問題解決方法が、ここでは韓国と北朝鮮の問題に限定して言うなら、他国である超軍事大国の米国が両国問題に余りにも深く干渉し過ぎて、反対に問題を複雑化していると私は思います。米国はこれまでの過去の経過の中で「世界の警察」として世界の各国の問題(紛争)で色々と関わってきましたが、結果的に最終的に解決の方向には行っていない現実がどうしても存在します。また反面、問題の当事国自身が、軍事超大国である米国自体に安易に頼りきった現実もあるとも思います。

ここで私が提案したいことは、これまでの歴史的経過の中での「問題解決方法」が、「武力行使によって相手側を抑圧しての解決方法」が主な解決法であったのではないか?

皆さんご存知の様に、「抑圧」によって抑え込まれた「思い」は、一時的には抑えることはできても、その抑え込まれた思いは、必ず「反動」なって表れるのが「世の常なること」というか世の中のいや人間社会の「道理」というものです。

更に、先進国の人間が、後進国の人間より身分的に「上位」ということは、絶対にありません、

人間は、例え肌色が違おうと「平等」なのです。

続けて言わせてもらうなら、人間は、同じ土俵つまりとりあえずはこの「地球上」で自力で生きていると思っているかも知れませんが、本当は「生かされて生きている」という面が実際にはあるのです。

異論を投げかけられる方もおられるかも知れませんが、こんなこと極論になるかも知れませんが、もし宇宙に「ある意思」が存在していて、その「意思」が大自然の力を利用してこの地球上に「異変」を起こそうと思って実際に起こせばどうなるのでしよう?

どんな軍事超大国であろうと、いや間違いなく全人類に影響を及ぼすことでしよう。

私は、最近の自然災害はその一つの例示ではないのか?

もうすぐ7年が過ぎる「東日本大震災」は日本人類に何を残したのでしよう?

当事者でない方は、既に忘却の彼方になりつつあるのでは?

日本の政府中枢は、「未だに原発依存政策」を推進しています。

本論から離れてしまいましたが、抑圧による制圧は過去の解決法、これからの新しい解決方法は、何か? ①まず、当事者は同じ人間である。②力の強い側も自己の論理で高圧的態度ではなく、弱者側の「思い・言い分」を十分話を聞く。③当然強者側も思いを十分話し合いの途上にのせる④そのお互いの言い分の中から、両者が「納得いく手立て」を導き出す。

こんなことを考えていってはどうだろうか? 甘いよと言われるかもしれませんが、同じ平等な人間であり、「地球上に生かされている存在」だと認識すれば、これしかないと私は思います。