ティートリーは英名で「Tea tree」っていう風に綴られるんですが、お茶の木(Camellia thea)とは全然違います
ティートリーはオーストラリア原産の樹高6mほどまでに成長するフトモモ科の低木です。
水辺などの湿地に生育し、タンニンを含んだ葉が水中にお茶のような色をつけることから「ティートリー」の名前が付けられました。
この木は切り倒しても、2年後にはまた伐採できるまでに成長するほど生命力が強いんですって
精油は葉を水蒸気蒸留することで得られます。
ティートリーは昔からアボリジニの間では薬として使われてましたが、20世紀前半にヨーロッパに導入され、その殺菌消毒特性に注目が集まりました
以後、オーストラリア、アメリカ、フランスで、この精油のもつ抗感染力や抗真菌力について研究が進められ、感染症の薬剤などとしても用いられてたそうです。
第二次大戦中には軍隊などの救急用品に加えられたんですって!
よく「ティートリー」、「ティートゥリー」、「ティーツリー」なんて言われますが、ぜーんぶ同じものです
★ティートリー<樹木系>について
【英名】Tea Tree
【学名】Melalueca alternifolia
【科名】フトモモ科
【抽出部分】葉
【抽出方法】水蒸気蒸留法
【主な産地】オーストラリア
【ノート】トップノート
【色】薄い黄色
【主要芳香成分】テルピネン-4-ol(モノテルペンアルコール類)、γ-テルピネン(モノテルペン炭化水素類)
【香り】フレッシュで清涼感のあるハーバル調の香り
【相性の良い精油】ラベンダー、ユーカリ、オレンジ、マンダリン、レモンなど
【禁忌・注意事項】敏感肌の方
【効能】各種感染症(細菌、カンジタ属、ウィルス、寄生虫によるもの)に非常に優れた効果がある。口内炎、潰瘍、歯肉炎、気管支炎、鼻炎、花粉症、流行性感冒、咽頭炎に優れた効果がある。耳炎、食中毒、肝炎、リンパ腺炎、アトピー性皮膚炎、アレルギー性皮膚炎、脱毛症、乾燥性湿疹、手荒れ、できもの、床ずれ、フケ症、虫さされ、火傷、乳腺のつまり、帯状ヘルペス、ウィルス性脳炎、結核