午後市内にある井上百貨店の6階に行った。
岡本流生・木版画展を見るためである。
 
木版画という表現手段をどう活かしたらよいのか、
時々考えていたので、岡本氏は存じ上げなかったが
井上で木版画展があるというので行ったのである。
 
気の遠くなるような工程が想像され、またその題材や
技法も私が知っている事柄のはるか先の世界が
展開されていて驚いた。
 
手の届く範囲の金額の作品があったので購入した。
(写真は絵葉書大のポスター。実物は後日とのこと。)
 
ネットで調べると、北澤先生と同い年。様々に活躍されておられる
方の様だ。
色々質問させていただき、丁寧に答えて下さった。
 
6階に行く途中、5階のエスカレーターの前で偶然業界大先輩の
M先生と出会った。お孫さんが買い物をしていて待ち合わせの
時間までに間があるというので一緒に作品を見た。
 
M先生は今年82歳になるという。
「西沢君、仕事を始める時より辞める時の方が難しいよ。」
というような雑談をした。
今年で開業62年目だそうである。
今年開業30年目の私などまだまだである。