僕が働いていた病院では、頭痛外来と言って、頭痛を専門に診ていた。
女性の患者が多く、そのほとんどが
頭痛薬(市販薬)の薬漬け(薬中)になっていた。
頭痛学会では有名な話だが
市販薬には、痛みを止める成分が半分。
もう半分には、また飲みたくなる成分が入っている。
その理由は簡単
患者に薬を買わせるため。
これを知らずに使い続けていると
初めは頭痛が出たから飲んでいた薬を
しだいに身体が薬を求め始め
自ら頭痛を出すようになる。
こんな恐ろしい状態がおこってくる。
こうやって薬漬け(薬中)になっていく。
頭痛薬のCMで『◯◯の半分は優しさでできている』と言うのがあったが
僕に言わせると『◯◯の半分は製薬会社の策略でできている』だ。
その薬だけじゃなく、市販薬にはそういった成分が含まれている。
これを知って使うのと、知らないで使うのでは大きく違う。
最後に病院で働いていた僕だから言えることだが
病気を治したければ
薬は飲むな。
薬が病気を生んでいる。
おしまい。