私自身の若い頃からの仕事の仕方を振り返ってみると、
成果を上げるための「意識」の置く場所が、
ずいぶんと変わってきているように思います。
社会人になりたての頃は、とにかく負けず嫌いだったので、
「誰よりもたくさんの受注を取ってくる」
という意識で、計画をたてて、自分を鼓舞して、
睡眠時間を削って仕事して、成果をアピールして、、、
そんな若造だったような気がしてます。
でも一旦挫折を味わうと、
まわりが評価してくれていないような気がして、
「それならお客さんに評価をしてもらえさえすれば良い」
という意識で、基本的に直行直帰の仕事スタイルになり、
会議もさぼりがちで、茶道なんかならったりして、、、
それでも十分に成果は出ていたような気がします。
その後、子会社を作る話が出た時に、
評価されていないと思っていた方々から声をかけて頂き、
創業役員にしてもらいました。
その時は、
「この会社で働くメンバー全員にとって、
素晴らしい会社にしよう」
と思って働いていたような気がします。
その結果、その会社はマザーズに上場しました。
7年前に独立をした時は、
「前の会社のメンバーを見返してやる」
くらいの狭い意識で仕事をしていましたので、
ベンチャー企業では考えられないほどの大赤字を出してしまい、
株主や取引先、社員など、
関係する皆さんに大きな迷惑をかけてしまいました。
一方で、
私の周りの成功している経営者の方々を見てみると、
営業力がすごいとか、アイデアがすごいとかではなく、
仕事をする時の「意識」の置き所が違うんだな~
と思うようになりました。
社員全員を家族のように思って経営をしているとか、
業界の発展のために
どんどん自社のノウハウを開示しているとか、
日本が復興するためとか、
世界が平和になるためとか。。。
自分自身のエゴで経営をしていて、
長期的に成功している人っていないように思います。
そして、他を思う意識というか、
置いている意識の場所というか、
拡大意識というか、その意識の大きさが、
そのまま成功の大きさになっているようにも思います。
自分のため→自社のため→顧客のため→
業界のため→日本のため→世界のため→
宇宙のため???
私自身も、世のため人のために、宇宙のために(笑)、
これからも仕事をして行こうと思います。