2013327日(水)
産経新聞さんに掲載いただきました
音楽で伝える畳の魅力  自作楽器でバンド演奏

畳のギターをかき鳴らし、畳のドラムがビートを刻む。京都市の畳職人が中心となり、畳でつくった楽器で演奏するバンドが各地のステージで活躍している。住まいの洋風化で和室が減少する中、畳に慣れ親しんでもらおうとPRに励む。

 「た・た・た・畳!畳の吸音効果はね、フローリングの約2倍!」。大阪市中央区のバー。店内はライブに合わせて畳が敷き詰められ、約30人が笑いながらオリジナルや替え歌の〝畳ソング〟を夜通し楽しんだ。                                                                                    

畳を使った手作りギターを弾く西脇一博さん=京都市

                                                                                         

                                                  

 バンドを結成したのは西脇畳敷物店(京都市上京区)店主の西脇一博さん(46)。学生時代は軽音楽のサークルに所属し、約10年間のサラリーマン生活を経て5代目店主に。本来の畳づくりのほか、畳を使った将棋やスケートボードの製作にも取り組んだ。高校から愛用していたギターに畳を張ってみたところ、友人から「流しで演奏してみたら」と勧められ、1人でライブ演奏を始めた。2010年、知人と2人でバンドを結成。今やメンバーは40人を超えた。10代~60代、医師や会社員、主婦など幅広い。

http://photo.sankei.jp.msn.com/essay/data/2013/03/27tatami_guitar/