西池袋TKデンタルクリニックの武末です
組織としても、個人としても、成長を前提とした場合には、
今できないことへ挑戦をすることになるため、必ずしも持続可能性は
重視する必要もないかもしれません。
しかしこのコロナ禍の中における医療というものは、医療体制の逼迫という
持続可能性が脅かされる状況は決して望ましくなく、安定的な医療体制の
供給こそが大切になります。
我々歯科医療においても同様のことが言えるのかもしれないとおもうように
なったのは昨年の2021年のこと。
当初2020年の年内でコロナはある程度収束し、2021年には海外旅行も
当然オリンピックも当たり前のように開催されるであろうとの楽観的な
見方がありましたが、実際は2022年の今日においてすら、完全な出口は
見えてきておりません。
そんな中でも当然個人的な成長という部分を目指し続ける部分はとても必要だと
思いますが、私の考えというか当院のスタンスとしては、やはり持続可能性を
とても大事にしたいと思っております。
つまり数年後になっても今できていることは安定的にできることをやり続ける
ということ。
もっと言えば、現時点において、背伸びをしすぎないということでしょうか？
一つの例で言えば、コロナ前であれば仮に1日３０人の患者さんを診察可能だったのが
コロナにより待合室の混雑を避ける意味や、余裕を持った診療時間、消毒の徹底などの
観点から２０人前後の予約に制限したわけです。
しかしこれをまたすぐに余裕ができたから３０人にもどすのか？ということです。
これは私どもにとってはおそらく持続可能ではないと思われます。
もちろんそのために効率化をはかったり、規模の拡張、人員の増強などなどにより
可能にはなるでしょう。
ただそれが持続できるかというと疑問が残ります。
患者さんにはご迷惑をかけてしまう部分も多少なりともあるかとは思いますが
これは数年〜10年単位で俯瞰してみたときに必要な考え方ではないか。
そう思った2021年でした。そのため2022年も我々は持続可能なクリニックを目指します。
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