西新宿歯科クリニック 院長の武末です
「とりあえず、ビールでいい?生、人数分お願いします」
我々の飲み会では大学生の時からずっとこれが定番でした。
きっとほとんどがそうだったのではないでしょうか?
私は大のビール好きなのでもちろんこう聞かれても今まで
一度たりとも、嫌に思ったことはありませんが、中には
ビールが好きでない人や、たまたまビールの気分でもなかった
人も、そう聞かれると
「はい、ビールで」と言わざるを得ない雰囲気があった時代でした。
しかし、今の若者たちに対しては決して彼らもビールを飲むはず
と決めつけてはいけないらしい。
ある人から「今の人たちは飲みたいものを注文するんですよ」
そう言われました。
若者が酒離れの傾向にあるというのは薄々感じてはいました。
電通総研の年代別アルコール飲料調査(2006)によると、
酒を飲まない20~30代は、2001年からのたった5年間で
約1.5倍に増えているそうです。
うちのクリニックにおいては、スタッフとのお酒の席に同席した方から
「入社試験にアルコールの試験もあるの?」
と聞かれたことがあるくらいスタッフのほとんど全員が
アルコールはたしなむ程度ではすみません。
そんなに食べる人間は少ない反面、アルコールの料金が
相当になることが多いですね。
その中心にいる私にとっては酒のない人生は考えられません。
そのうちに体を壊すリスクもそこそこ承知してますが、年に1日の
休肝日さえも私の酒への欲求は許してくれません。
「飲みニケーション」という言葉も死語になりつつあり、私たち
オヤジ世代には少々寂しささえ覚えることもあるこの御時世ですが
進化した大人な若者たちとうまくコミュニケーションをとっていく
ことも大きな課題であると感じた今日この頃でした。