こんばんは。

予備校講師の西です。

いつもありがとうございます。


今日のテーマは「なぜ勉強しないのか」です。


ものすごく熱心に勉強する人もいれば、言われて渋々勉強する人もいます。また、何度も言っても勉強しない人がいます。


「勉強しなさい」は外的コントロール


「勉強しなさい!」は外的コントロールで、外からの「刺激(S)」です。一方で、その刺激を受け取って「何らかの行動」を起こすのは「結果(R)」です。


しかし、実際は「刺激」と「結果」の間には「選択(C)」があります。


外からの刺激を受け取るかどうかは本人の選択次第


「勉強しなさい」と言われて、「勉強するか、しないか」という選択が働き、その結果、「勉強以外のことをする」という結果が生まれます。


要するに、「勉強しない」という選択をしている理由は何かを明確にしなければ、「勉強する」という行動に繋がりません。


「勉強する」という選択をさせるためには「気付き」が必要

では、「勉強しない」という選択をしている人を「勉強する」という選択をさせるためにはどうすれば良いでしょうか?


それには、本人の内側から湧く気持ち(内発的動機付け)が必要なのです。


「勉強しない」という選択をしている人は、逆に何を選択しているのでしょうか?「ゲーム」「SNS」「スイーツ」「友達」、いろいろとあるかもしれません。そして、それらを否定してはいけません。「なぜ、それが楽しいのか」について耳を傾けましょう。話を一切否定せず、何がきっかけでそうなったのかに耳を傾けてください


例えば、スイーツが好きならば、工場見学に行くと面白いですね。そうすると、手元に届くまでどのようなドラマがあるのか、よく理解できます。工場の方からお話が聞けるかもしれません。そこで、「何か」に気づいて勉強に向かう可能性もあります


大事なのは、小さな選択を褒めること

外から「〜しなさい」ではなく、大事なのは本人に選択させることです。そして、小さな選択を誉めてあげてください


私は今、春期講習中ですが、生徒たちに以下の話をしました。


「ここに来て偉いなあ!ここに来ただけでも目標達成に近づいてるねんで。君らは春期講習を取らないという選択もできたし、取ったとしても『今日は面倒やから休む』という選択もできたよね。でも、今、ここにいてる。何かを変えようと思って一歩踏み出してるんや。そういう選択をしただけでも、凄いことやで。一緒に頑張っていこな!」