みなさん、おはようございます!

予備校「英語」講師の西です。

 

今日のお題は・・・

 

どうすれば、リスニングができるのでか?

 

さて、私と英語リスニングにつき合いについて、まずは紹介します。

その後で、リスニングができるようになる「3つの方法」をお伝えします。

 

 

My Story~私とリスニング~高校生編 

 

私が高校生のときはセンター試験でした。そのため、リスニングはなく、筆記のみを鍛えれば良かった時代でした。英検も2級を高2で取得しましたが、リスニング対策は英検の過去問のみ。ですから、リスニングにはそれほど自信はありませんでした。

 

 

My Story~私とリスニング~留学編 

 

大学は外大で、中国語を専攻していましたので、私は中国に1年ほど留学していました。そのため中国語はペラペラのペラくらいで、中国語はかなり聞き取れましたし、普通に会話ができたと思います。

 

 

My Story~私とリスニング~就職編 

 

せっかく中国に留学したにも関わらず、アルバイトの延長線上で、そのまま塾に就職し正社員になり英語を教える立場になりました。本当は数学を教えたかったのですが、紆余曲折があり、英語の先生になり、とうとう中国語は全く使わなくなりました。大学では英語は第2言語として受講していましたが、第1言語である中国語ほどは勉強もせず、適当に勉強していので、英語のリスニングはさっぱりダメでした。

 

そして、就職して英語を教え始めましたが、そこで大きな壁に立ちはだかりました。それは「リスニングができない・・・」「音が聞き取れない・・・」という壁です。先生としては超恥ずかしい限りです。

 

本を買っては売り・・・

先に伝えておきますが、リスニングができるのに「簡単な方法はない」ということです。社会人になって、本屋さんでどれだけ「英会話関連」の本を買ったことか・・・。買っては数ページやって断念し、「別のテキストのほうがええんとちゃうか?」と新たにテキストを買い、やっぱりやらずに、ブックオフに売ってしまいました。

 

さすがにこのままでは「アカン」と思いましたが、でも、どうしようもない日々が続きます。

 

じゃ、どないして克服したねん!

【リスニングができるための条件①】

それは圧倒的な語彙力です。

私の場合、ウダウダ言いながらも、塾の先生ですから、自然と単語力や熟語力が身についてきました。知らず知らずに語彙が増えてきたので、リスニングをしていて、突然聞き取れるようになりました。

 

【リスニングができるための条件②】

それは文法力です。

例えば、動詞でbe looking forwardとくれば、to ~ingで「~するのを楽しみにしている」です。As soonとくればas SV ~で「~するとすぐに」です。また、ディスコースマーカーも重要で、butがくれば、「逆の内容が来る」と予測できます。文法力があるから、次に何が来るのかを先取りできるようになります。

 

【リスニングができるための条件③】

それは、自分でも「話す」ということです。

あるとき、どうしてもTOEICの点数が伸び悩んだので、近くにあるECCに相談だけしにいきました。そうすると「西さんの場合、スピーキングを取り入れてください」と言われました。そこで、リスニングのときにオーバーラッピングやシャドーイングを取り入れました。家や車のなかで声を出したり、電車のなかでは心で唱えたりしました。また、音声も1.5倍速で聞いて発話練習をしていました。

 

 

 最後に

今、英語を様々なところで教えていますが、生徒たちには次のように伝えています。

 

「リスニングの目的を明確にせよ」

 

つまり、

①ネイティブととことんやり合うくらいのレベルのリスニング力が欲しいのか

②ネイティブと日常会話ができるくらいのレベルのリスニング力が欲しいのか

③英検準2級くらいのレベルのリスニング力が欲しいのか

④英検2級くらいのレベルのリスニング力が欲しいのか

⑤英検準1級くらいのレベルのリスニング力が欲しいのか

⑥共通テストくらいのレベルのリスニング力が欲しいのか

 

実は①~⑥はかなり異なるレベルです。

自分がどのレベルを目指すのかによって、使う教材も勉強の仕方も変わります。

まずは「目的を明確にせよ」です。

これは英会話にもあてはまることです。

 

どのレベルの英会話をしたいのか・・・・

それが分からないまま英会話の練習をしても意味がありません!