夜道を歩いていたら、

後ろからバイクが来たので脇によけたら。


バイクも速度を落とし、脇に寄って来た。


。。。知り合いか?。。。



バイクのライトが眩しくて、ヘルメットもかぶっているので、
誰だかわからない。


体格はがっしりして見える。男だ。


声をかけてくる様子もない。



。。。。こわい。


脇沿いに、家がある。


いざとなったら、この家に逃げ込もう。


。。。。いつが、いざか。。。。。



ちょっとずつ、家に近づいたら、


バイクも、ゆっくり近づいてきた。


家の正面まで来た!


バイクも来た!


ベルを鳴らそうか。そのまま入って「助けて!」って言おうか。


どうしよう!!




バイクの男が言った。


「そこ、どいてもらえます?」



。。。。。え。。。。?




「バイクが入んないんだよね。」



そこの家、



。。。。。その人のうちだった。


私「。。。。どうも。。。。すみません。。。。」



心臓が、爆発するかと思った。