めずらしく、風邪をひきました。

仕事から戻るころには、40度の熱があったので。

これは、やばい。

はやく、暖かくして、薬飲んで寝ないと。

ただ、

よくないなと思いつつも。


どうしても、お風呂に入ってから寝たかったので。



家の暖房を全部つけて、

加湿器つけて、

お風呂の「暖房」ってスイッチも押して。
(そんなスイッチあったことをはじめて知りました。)

家のどこにも寒いところがない、完璧な状態にして、

お風呂に入りました。


そして、シャワーを浴びて、


シャンプーを泡立たところで、




ガシャーン!!!



と、ブレーカーが、





おちた。。。。。。。。




音と共に、真っ暗になり、



数秒もたたないうちに、


頭から勢いよくさしてくるシャワーが、




真水にかわった。。。。。。。




風邪も手伝って、なかなか現実を受け入れることができず、


なぜか。。。テレビで。。。。滝に打たれていたデビ婦人を


思い出した。。。。。。



いけない!寒すぎて、死んでしまう。ブレーカーを上げにいこう!


まず、暗闇の中、手探りで懐中電灯をさがしました。

慣れてるはずの我が家なのに、勝手がわからず、

確か。。。。ごはん食べてる机の横らへんに。。。膝をつきながらさがすも。


なかなか見つからない。。。。。このへんなのに。。。。


寒さと、体力の限界で、息もあがってきて。


ふと。


クッキーの入った小皿が手にあたった。


一個食べて、落ち着こう。これは、長期戦だ。


そして、元気だそう。



一つ食べた。


じんわり、甘さが口の中に広がった。


たった一個のクッキーに、ものすごい幸せを感じた。




と、同時に、


治療中の差し歯が、




抜けた。。。。。。



なぜ。。。。



ガリっと噛んだわけでもないのに、


クッキーが、硬かったわけでもないのに、


歯が。。。。。



このタイミングで。。。。




抜けた。。。。。。




もういやだ。

四つん這いのまま、愕然とした。


横に、四つん這いの私と、同じ高さの机があり、暗闇だと。。。。どっちが机だか。。。。と。


さらに、肩をおとした。。。。


普段、めったに風邪をひかないので、熱を出したでけでも、ダメージが大きく。


死ぬんじゃないかな。。。と勝手に弱り。


だめだ!


こんなシャンプーの泡だらけで、歯が抜けたまま、発見されたくない。


がんばれ!私!



起き上がり、懐中電灯をさがしあてた。


明かりに先導され、

ブレーカーをあげた。


途中、細長い姿見に自分が映った。


シャンプーでひしゃげた頭から、しずくがポタポタ落ち、


猫背でペタペタと歩く姿は。



新種の河童みたいだった。。。。。。。


これ。。。。私か。。。。と思ったら。


頭の中で、



ガシャーン!!


と、頭のプレーカーがおちる音がした。。。。



無事、スイッチを入れ、お風呂に入り、薬を飲んで、

布団に入った。




その夜。


新種の河童にうなされた。。。。。




汗をびっしょりかいたので、すっかり元気になりました。