私は朝、

   5時頃に起きて散歩をするのですが、


  散歩途中、

   6時から開店しているレトロな喫茶店があり、


      毎回、そこで一休みをしています。


      そこは早朝、お散歩をなさっている

        お年寄りの憩いの場でもある。


       言わば「老人喫茶」である。


  
 ある日、



   隣りに座っていたオバサンから声をかけられ、

 「兄ちゃん若いのに朝早くから
               散歩とはえらいねぇ」と、


      私は、「常日頃、クルマなのでね。」

 「でも、もう70歳も超えると足腰が
          弱ってはいけないと思い・・・」



       と言った瞬間、そのオバサンは


    「エッ!、兄ちゃん、もう70越えてんのん?」

 と言って、

  そのオバサンの目線は私の頭髪にありました。


   
  すかさず、私は笑って


     「これ、カツラじゃないよ」

     と言って、自分で髪の毛を引っ張りました。


 
 するとオバサンは


      「私は58歳、隣りに居るのが主人です」


       と紹介され、ご主人様にご挨拶すると

 ご主人様は、

  ナ、ナント、見事に「カツラ」であった。




  私は、自分の言った一言が、


    如何に自分を擁護し、

       「周辺の配慮」に欠けていたか、


    深く反省させられた一日であった。



 
 株式会社 明西エンジニアリング

 代表取締役会長【WEP塾塾長】

               西岡 仁克