こんばんは!!
西尾で読書会。の宮子京(みやこ けい)です。
さてさて、日本の戦国の世を駆け抜けるように生き抜いた有名な戦国武将の3名に関して共通項のうちの一つ。
織田信長
豊臣秀吉
徳川家康
3人とも「(今で言う)愛知県生まれ」です。
私自身、3人に同じく(今で言う)愛知県に生まれたことをとても嬉しく思います。
さて今回の記事で紹介させていただく一冊は、
眞邊明人『もしも徳川家康が総理大臣になったら』サンマーク出版、2021年
です。
この本で主役になっている徳川家康は、先の大河ドラマ『どうする家康』の放送でも、大いに注目されました。
この本では、徳川家康が、現代の最新技術(AI)とホログラムの力を借りてこの世に蘇り、コロナ禍に翻弄された現代の政治界で再び大活躍する様を描いたビジネス小説です。
私自身、ビジネス小説というジャンルを今までに読んだことがなかったため、
読み始める前は、帯や表紙から想像する内容へのワクワク感でドキドキしました。
そして読んでいる最中は、続きが気になってページを捲る手がまでもがワクワクした感じでした。
「面白い!!面白すぎる!!」
語注もあり、とても読みやすく書かれている一冊です。
人物設定は史実に基づきながらも、登場人物の間での人間関係模様の描写が非常に巧みで、流れるように読めました。
この本の世界の中では、徳川家康をはじめとする様々な登場人物の言葉が、まるで宝石のように輝きを放つ瞬間がたくさん味わえます。
「こんな風に考えたことなかった」
という驚きと発見の連続で、最後まで読んでみて、とてもいい時間の過ごし方が出来たと思いました。
読み終わった私としては、「日本史、大好き!」という人にはもちろん読んでもらいたいですし、
「日本史は、ちょっとニガテ」という人にも是非とも読んでいただきたいと思える一冊でした。
物語の閉じ方も非常に心の琴線に触れる感動的な終わり方で、読み終わった私は目頭が熱くなるのを感じました。
この本を、読書会のテーマ本として読んでみるのも面白そうですね。
さて、最後になりましたが、先日の新聞の書籍広告欄で、映画化の告知がなされておりました。
映画化されるのは、今年の7月26日(金)公開とのこと。
この夏の映画化が楽しみです。
この記事が、徳川家康をはじめとする日本史の英雄が大好きな人達に届けば幸いです。
それでは、また次回!