こんばんは!
西尾で読書会。の宮子京(みやこ けい)です。
日本列島が梅雨に突入し、ジメジメとした気候を過ごす時期が到来しました。
読者の皆様は、いかがお過ごしですか?
さて、今回の記事では、
マクシーン・アストン『アスペルガーの男性が女性について知っておきたいこと』東京書籍、2013年
についてご紹介いたします。
いきなり話が脱線しますが、以前、芸能人の方が、
「35億(地球上の男性の数)」
という数字のデータを絡めたネタで大ブレークを果たしました。
個人的には、「35億」のネタは好きなので、今回の記事にて書きました。
国連の関係機関が2022年に発表した白書によると現在は地球上に79億人以上の人々が暮らしています。
そして、日本列島だけに絞れば、現在およそ1億3千人の人々が暮らしております。
先ほどのネタが大ブレークした頃よりも、人口は確実に増えています。
ここから分かることは、地球上のどこかに自分と境遇が非常に良く似た、フィーリングが非常に良く合う人が現れる可能性がより一層高まったという考え方ができます。
そのお相手というのが、自分を最も深く理解してくださる女性かもしれない。
そのような「楽しみ」と「期待」が入り混じった感覚です。
さて、本題に戻ります。
私自身、発達障害のアスペルガー症候群のため、相変わらず、コミュニケーション上の失敗(たまに成功)をしております。
コミュニケーションは、ナマモノだけあって、正直な感想としては、とてつもなく難しいです。
私がやらかしがちなのは、ビジネス方面のコミュニケーションが求められるシーンで、世間話系のコミュニケーションを行ってしまったりします。
ここまでは、練習を重ねて技術を磨けば、最低限のクオリティまでは能力を引き上げることができます。
そして、コミュニケーションの本質をどんどん突き詰めていくと、(あくまでも一例として)男性と女性の脳機能の傾向が異なっていることにたどり着きました。
そこで、10年近く前に購入した今回の一冊を読んでみることにしました。
この本は、「男性と女性それぞれが、ある出来事に直面した時にどのように感じるか?」というところについて非常に詳しい一冊です。
感じ方も考え方も、人それぞれですが、アスペルガーの男性ならではの(感じ方)考え方、女性側の(感じ方)考え方について載っています。
この本を読むことによって、私が感じた内容は、
女性側の視点でたっぷりと解説してあるところがとてもありがたい一冊だと思いました。
「どのように行動すれば、女性の気持ちに寄り添って行動できるのか?」
これまでよくわかっていなかった自分にとっては一つの光明が見えました。
発達障害の当事者かつ読書会主宰として、この公式ブログの執筆をさせていただいている中で、
最近の面白い本だったり、発達障害を抱えた方の生活に役に立つ本は、いくつかご紹介させていただいてきた次第であります。
今回の記事で目指したところは、「発達障害とともに生きていく人生全体を通して役に立ちそうな本」というところに焦点を当てました。
確かに、本に書いてあることは、人生全体で見たときには、ヒントの一つくらいの分量かもしれません。
しかし、ヒントが一つある場合と無い場合では、考えの深め方、行動への反映などの点で、スタート地点が大きく変わると思います。
私自身、ある出来事に対する女性側の(感じ方)考え方のヒントをこの本から学んだので、早速明日からの生活の中で、自分の側が変化できる部分から実践していこうと考えております。
もしも、今この記事を読んでくださっている方の中に、
・妻(あるいは彼女)の気持ちや行動がよくわからない
・自分は、どのように動けばいいかわからない
といったお悩みを抱えているアスペルガー症候群の男性の方がいらっしゃったら、この記事の情報がお手元に届きますように。
一度っきりの人生ですから、皆様がいつまでも楽しく大好きなパートナーと一緒に人生を歩いて行かれることをお祈りいたします。
本日も最後まで記事をお読みくださり、ありがとうございました。
それでは、また次回!