こんにちは!
西尾で読書会。の宮子京(みやこ けい)です。
読者の皆様は、今年のゴールデンウィークを、いかがお過ごしでしたか?
私自身も、ゴールデンウィークを非常に楽しめたので、気持ちを切り替えて、「日常」生活に軌道修正を始めます。
さて本題に入ります。
なぜ、私は、先の文章で「日常」を括弧書きにしたのか?
ちょっとだけ気になった、という方がいらっしゃるかもしれませんね。
というのも、今回の記事で紹介させていただく本についての前振りをしたかったからなのです。
今回の記事でご紹介させていただく一冊は、
濱野京子『ビブリオバトルにようこそ!』、あかね書房、2017年
です。
この本は、「ビブリオバトル」という、読書の楽しみ方についての本です。
大まかな説明にはなりますが、「参加した方におススメしたい本を口頭発表して、投票を行って、口頭発表の結果をもとに票数を競う」という形式の読書内容の共有の方法について書かれた本です。
そもそも、「バトル」と聞くと、
「え?」
と、少し身構えたり、違和感を覚えてしまいそうです。
しかし、実際にはそのような違和感を覚えるような荒々しさは全くありません。
「自分が気に入った本の魅力を、どれだけうまく人に伝えられるか」
この1点を非常に大切にする、非常に平和な形の「(読後感についてのプレゼン)バトル」です。
なお、この本は、物語仕立てになっています。
歯切れ良いテンポで、とてもすんなりと世界観に入っていける素晴らしい一冊でした。
さて、日常生活においては、仕事、恋愛など、あらゆることに関して気持ちが揺れ動くことがあります。
そういった時に、ちょっとだけ「日常」を離れて「非日常」の世界へと誘ってくれるのが本です。
そういった本の素晴らしさを世の中に伝えられたら、どんなにか幸せな気持ちになれるのだろう。
そして、好きで好きでたまらない本を、周りの人たちからも「それ、いいね!」と言ってもらえる幸せ。
まさに、幸せの花が大輪の花として大きく花開く瞬間です。
私自身の読後感は、ビブリオバトルの面白さに加えて、この本の中での、恋物語のストーリーに、キュンと憧れました。
一言にまとめると「(もう一度、人生が与えられるとしたら)このような感じの甘酸っぱい恋を経験してみたい!」。
スミマセン、話が大きく脱線しました(笑)。
美しく流れるようなストーリー展開の中に、登場人物のそれぞれの精神的な面での成長が精緻に描きこまれている部分も非常に良かったです。
詳しくは、読者の皆様が、実際にこの本をご覧になってお確かめ下さい。
さて、話は変わりますが、本日の日本国内は「母の日」です。
読者の皆様は、「母の日」を、どのようにお過ごしですか?
私自身、幼少期に丁寧に本の読み聞かせをしてくれたり、ワクワクするようなとびっきり面白い本をプレゼントしてくれたりして、本を身近に感じられる環境を与えてくれたのが、母親からのプレゼントです。
最後になりましたが、ここ3年ほど、コロナ禍で世界中のお母さん方は、それまで以上にさらに大変な思いをされて過ごしておられると思います。
「母の日」の日付は、それぞれの国によって異なりますが、子どもにとっては、「お母さん、(産んでくれて)ありがとう」の気持ちは同じだと思います。
本日は、日頃忙しいご自身を労わる日として、是非ともご自身のために時間を存分に活用されることを願います。
そして、本を通して、また、読書によって、これからもさらにたくさんの人がさらに幸せになっていきますように。
本日も最後まで記事をお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回!